Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

中国人民大学
2016年9月号 文学部 R.D

余暇の過ごし方

交換留学生の中国語の授業は午前中のみです。そのため午後は各々自由に行動することができます。この時間をどのように過ごすかがそれぞれの留学生活を特色づけます。

私は友人たちと遊んだり、勉強したりと比較的ありふれた午後を過ごしています。勉強は自習もいいですが、中国人の友人から中国語を教えてもらい、こちらが日本語を教える相互学習をおすすめします。留学生たちとばかりいると中国人と交流する機会が少なくなってしまうので、意識的に中国人と中国語で会話をする機会を設けるべきです。せっかく周囲に様々な国からの留学生がいるので、彼らから中国語以外の言語を学んでみるのも面白いのではないでしょうか。

中国人民大学は他の大学に比べ休暇が多いです。まとまった休みは旅行へ行くのがおすすめですが、ゴールデンウィークなどは早めに切符を確保しておかないといけません。

余暇はたっぷりあるので、いかに余暇を過ごすかが留学生活を送るうえで大切になってくるでしょう。

 

夏休みについて

2016年の中国人民大学の交換留学生の夏休みは6月25日から9月9日まででした。授業が始まったのは9月19日からでしたが、9月9日にクラス分けテストがあったため、私は9月8日に北京へ戻りました。クラス分けテストから授業開始までの期間は新入生向けの手続きやオリエンテーションがあるだけなので、授業開始直前まで旅行している留学生もいました。

夏休みの間私は日本へ帰らず、ずっと中国を旅行していました。約2か月半にもおよぶ旅行を通じて様々な中国を見ることができ、多くの中国人と知り合うことができました。  7月中旬までは北京から中国の東沿岸部を南へ下り厦門まで行き、8月初旬までは新疆ウイグル自治区へ、その後は内モンゴル自治区や洛陽、西安を経て四川省を旅行しました。旅行によって中国の大きさを身をもって実感することができました。気温46度のトルファンから雪の降る山まで、また自然環境のみならず人も言葉も食事も、中国では様々な姿を見ることができます。

中国での旅行は火车(汽車)を利用するのがおすすめです。飛行機と比べて圧倒的に中国人と会話しやすいためです。北京から新疆ウイグル自治区のウルムチへは火车で34時間かかったのですが、私は車内で仲良くなったウイグル族の方から基本的なウイグル語を教えてもらうことができ、その後のウイグル旅行で大いに役立ちました。

ここにはひとつひとつの思い出を書ききれないほどたくさんの場所へ行きました。数にして34か所にもなります。一人旅をしたり、中国人たちのツアーに参加してみたり、中国人と、ドイツ人と、日本人とそれぞれ旅行をしたり、1泊300円ほどの宿から五つ星ホテル(といっても安いですが)まで、様々な形の旅行をすることができました。この夏休みは私にとってこれまでで最も充実した夏休みになりました。留学期間の夏休みはぜひ中国を旅行してみてください。

(マンスリーレポート7月号は上海と西塘、8月号は敦煌、9月号は色达、五台山、九寨沟、黄龙での写真です。)

seda wutaishan