Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

中国人民大学
2014年9月号 国際文化学部 M.K

カルチャーショック 北京に来てから半年以上が経ったので色んな事に慣れてきました。ですから、カルチャーショックを受けたことが思いつきません。信号を守らない、交通機関の利用者が多いなどは3日間の旅行でもわかるでしょうから、今回は住んでみないと気づかないことについて紹介します。スーパーの精肉売り場にきっと日本人は驚くと思います。日本では冷蔵の棚にパック入りの肉が置いてあるのが当たり前です。ですが、中国では肉のかたまりが空気に触れる状態で置いてあり店員さんに自分の欲しい分だけ切ってもらうのが当たり前です。来た当初はぎょっとしてしまいましたが、隣の奥さんが普通に買っているのを見てこれが中国の肉の買い方かと学びました。あと北京ではチーズが高いです。基本的に物価は日本よりは安いですが、チーズは日本とほとんど値段が変わらない印象です。同じ乳製品であるヨーグルトは種類が豊富、かつ安いです。みんなおやつ代わりにヨーグルトを飲んでいます。残念なのが、私の大好きなプリンを食べることができる場所が本当に少ないです。少ないかつ高いのでこっちに来てから2回ほどしか食べていません。日本はどこのコンビニでも安くでおいしいプリンが食べることができます。中国にもっと日本のコンビニスイーツのような簡単に手にはいるスイーツが流行ればいいのになと思います。 残り4か月 北京にいる日本人の数は年々減っています。PM2,5の影響はもちろんあると思います。物価の関係もあるでしょう。ですが、私は今いる環境をとても気に入っています。そのひとつの理由は北京にいる日本人との交流です。今まで日本で普通に学校へ通って、バイトに行って、サークルをしてという生活を送っていました。1、2年生の間その生活送ってきて毎日に小さな悩みはあっても不満足なことはなにもありませんでした。むしろ忙しい毎日に充実感さえ覚えていました。ですが、こっちに来て社会人の方とお話できる機会が増えて何かが変わりました。日本に居た時の生活をずっと送っていたらバイト先の従業員さんくらいしか知り合う社会人の人はいなかったと思います。海外で働いている日本人の方とお話すると自分が今までどんな小さな世界にいたかいうことがよくわかります。同じ留学生でも北京の学校に本科生として4年間通っている人、中国語を学ぶために休学をして留学に来ている人の経緯を聞くと、しゃべれるようになりたいなー、なにか北京でおもしろいことをしたいなーと思って北京に来た自分の目標の甘さに気づかされます。私が好きなムーミンのミィのセリフにこんなセリフがあります。「自分と向き合うには一人になるんじゃないわ。いろんな人と向き合うのよ。お友達とおままごとしろって言ってるんじゃないの。自分の知らない、自分を知らない人たちと関わりあうのよ。見えてくるわよ、本当の自分が。」本当にこの通りだと思います。北京に来て自分というものがなんなのか少しだけ分かった気がします。あと4ヶ月頑張りたいと思います。