Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

中国人民大学
2013年3月号 国際文化学部 M.R

・中国に来て一ヶ月経って大抵のことは慣れてきました。徐々に自分が中国の色に染まりつつあることを実感しています。こっちに来た当初は口に入れるもの全てがこわくてビクビクしながら食べていました。水道水で歯磨きやうがいをするのも躊躇っていました。エアコンをつけると外の汚い空気が入ってくるのも嫌でした。でも今となってはこれら全てクリアしています。トイレが臭くて汚いのも平気になりましたし、リンゴは丸かじりするものです(笑)こんな私でもなんとか生活できています。そして人民大学の周りには大きなデパートやレストランがたくさん並んでいます。ほとんど中華料理のお店ですが、いろんな地方の特有の料理を食べることもできます。味は人の好みにもよりますが、おいしいものは本当においしいです。ただちょっと辛いなあ・・・。人民大学の前にはバス停や地下鉄の駅もあり交通の面では本当に助かっています。ちょっと地下鉄に乗れば観光だってできます。先日は午後から夕方まで3時間くらいで動物園を堪能してきました。北京市内は地下鉄が張り巡らされているので移動には困りません。カードを作れば、日本円で30円くらいでどこまででも行けます。バスはさらに安いですし、地下鉄と同じカードで乗れます。とても便利だと思います。

 

・文頭でも述べたように中国の生活にだいぶ慣れてきましたが、ただ一つ未だに慣れないことがあります。それはサービス業での店員さんの接客中の態度です。中国ではこれがまかり通るのかとビックリすることがたくさんあります。いらっしゃいませなんてまず言われませんし、客が来ていても気にもせずリンゴをかじっていたり、従業員自身が堂々と売り物を足で蹴って移動させたりしています。品並べの時に出たごみをそのまま通路に投げ捨てて知らん顔している人や会計の時に手をひらひらさせて金を払えの合図をしてくる人もいます。日本からすると確実にクビになるところですが中国ではこれが当たり前のようです。文化の違いを感じられておもしろい反面、不愉快にもなります。ですが全部がそういうわけではありません。たまに笑顔で接客をしてもらった時は本当に嬉しくなります。いかに日本のサービス業が徹底されているかということをこっちに来て改めて知ることができました。日本では当たり前だと思っていることが実はそうではない。毎日いろんな発見や刺激を受けて楽しい日々を送っています。

一ヶ月あっという間でした。時間を無駄にしないように心掛けたいと思います。