Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

中国人民大学
2013年3月号 国際文化学部 S.H

・ 環境について

中国のトイレの多くは基本的にトイレットペーパーは備えられていません。寮、飲食店、公共トイレなど、どこも備えられていないので自分で持参しなくてはなりません。トイレットペーパーだと持ち歩きに不便だから、私は代わりにいつもティッシュペーパーを持ち歩いています。また、中国のトイレは汚れている所が多く、寮1号楼のトイレに関してはウォシュレットが付いていません。また、朝のエレベーターは大変混みます。私は1号楼の11階の部屋に住んでいますが、朝エレベーターが混みすぎてなかなか1階にたどり着けないときもしばしばあります。朝急いでるときは思い切って階段を使うのも手段だと思います。洗面所や洗濯機やシャワールームもすべて他の留学生と共有ですが、これらが混んでいて使えないということはめったにないので問題ないです。また部屋の中は空調が備えられいて毎日快適です。ベッドは硬いですが、私はすぐ慣れました。寮のすぐ側には留学生食堂や韓国料理店が隣接していて結構便利です。大学の中にはたくさん食堂があり、どこも安いので節約したいときによく行きます。東門を出て橋を渡るとそこは「女人街」と呼ばれ、様々なお店が建ち並んでいます。餃子の美味しい店「餃子大王」、四川料理、蘭州料理、西安料理、新疆料理など、学校のすぐ近くで中国各地の味が楽しめます。飲食店以外にも雑貨屋、服屋、美容院、激安スーパー、デパートなどがあってとても便利です。デパートの中には「吉野家」もあります。校内はスポーツ施設も充実していて、特に室内プールはとてもきれいです。また、人民大学は東門から西門まで歩いて約10分~15分で着くので狭すぎず広すぎずちょうど良く、寮から教室のある建物まではとても近いのですぐ着きます。

 

 

・ クラス分け

もちろん日本以外の国からもたくさんの留学生がやってきます。自分のクラスはとても多国籍で、日本、モンゴル、タイ、フィリピン、インドネシア、カンボジア、カザフスタン、ロシア、アメリカ、スペイン、フランスで合計11か国の学生が一つの教室に通っています。新学期が始まる直前にクラス分けテストがあります。クラス分けテストとはいっても単に自分の今の学力を知るために行われるようなものであり、後にクラスを変更することは可能です。クラス変更期間は2週間ほどで、その間に色んなクラスの授業を受けてみて自分に一番合うクラスを探してみるといいです。クラスは超基礎レベルからハイレベルまで幅広く、全部で9つのクラスがあります。私は今、中級Bのクラスに通っています。クラスメイトは私以外みんな英語が話せます。英語を話せる先生もいて、授業中に英語で単語や文法の説明をすることもあります。また、授業が終わるとクラスのみんなは基本的に英語で会話をしようとします。私のクラスはそういう状況ですが、高いレベルのクラスに行けば行くほど常に中国語の会話が飛び交っています。だから、今の自分の学力より少し高いレベルのクラスに身を置くことを私はオススメします。留学生の中で特に韓国人はかなり多いです。また、毎年の傾向としては高いレベルのクラスに行けば行くほど韓国人学生もたくさん居るそうです。私も中国語を流暢に話す韓国人の友人が何人かいますが、彼らの学習に対する意欲にはいつも刺激をもらっています。

 

留学生寮1号楼 室内