Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

中国人民大学
2013年5月号 国際文化学部 M.R

・治安、危険を感じたこと、トラブルについて

幸いなことに今まで危険な目にあったことはこれといってありません。ですがちょっと変わった人はそこら中にいます。例えば教室に不審者が入ってきたこともありました。もともと中国のキャンパスは一般人にも開放されている公園のようなところです。大学内を歩いていると小さい子供が遊んでいたり、お年寄りが体操をしていたり、犬の散歩をしているという光景はいたって普通のことです。そしてそのような自由に出入りできるキャンパスに不審者が出てもおかしくありません。その日は幸い大ごとにはならなかったのでよかったですが、校内だからといって安心できないということです。私の住んでいる留学生寮は管理は徹底されていますが、別の寮では誰でも入ることができます。出かけるときでも、できるだけ危険を避けるために荷物は常に自分から離さない、かばんはファスナー式で完全に口の閉まるもの、大金を持ち歩かない、など常に気を付けています。

 

・中国人は本当に勉強熱心だなと思います。朝の8時に図書館前へ行ってみれば、すでに大勢の学生たちが開館を待って長蛇の列をなしています。彼らは自分の好きな席を取るために朝早くから並んでいるのだそうです。そして一日中図書館に籠って勉強しています。中国人は真面目だねと中国人の友達に話すと、彼女は、そんなことないよ、私からみれば中国人より日本人のほうが勉強熱心で頭がいいと思うよ、といいます。ですがそんなことを言っている彼女も将来弁護士になるつもりです。そして日本語も上手です。中国人の意識の高さ、ハングリー精神を日本人は見習わなければいけないなといつも思います。その彼女は司法試験などの勉強もあるのに私の相互学習に週に3回付き合ってくれます。相互学習とは、お互いに自国の語言を教えあう勉強会です。彼女は私の聞き取りや発音の修正をしてくれますし、私は彼女に日本語の文法や聞き取りのトレーニングを手伝っています。彼女の勉強熱心さを見習って、私も頑張らなければと思います。