Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

中国人民大学
2011年6月号 文学部 K.S

<試験のこと>

期末試験では精読、口語、聴力、閲読、写作すべての教科を、一日一教科行われました。以前、中間試験のことを書きましたので、今回はその時との違いに重点を置いて書かせてもらいます。

・精読…中間試験とほとんど変わっていません。範囲は中間テスト以降から出題されていました。試験時間は90分です。

・口語…これも中間試験とほとんどかわっていません。小さな筆記試験とスピーキングテストです。今回はスピーキングの際、音読する文章と話すテーマを先生がその場で指定しました。試験時間は筆記が30分、スピーキング10分です。

・聴力…今回は教科書の総合練習というところから出題されました。なので一度やったことあるはずなのですが……試験時間は約50分でした。

・閲読…中間試験の時と出題傾向は変わりません。難易度は少し上がったかな、と思いました。試験時間は90分。

・写作…期末限定の試験です。いくつかのテーマから一つを選び、作文を書きます。試験時間は90分で字数は600字前後の指定がありました。

試験の結果については不明で、後日国際交流事務所にて成績表を受け取ります。先生に言えば試験の結果も聞くことが出来るかもしれません。

<余暇の過ごし方>

授業は午前中のみ、土日は休みなので非常にゆったり過ごすことが出来ます。とはいえ、その時間を私は有意義に過ごせていたかというと疑問です。

平日の午後からは大体インターネットをしたり、中国のドラマや映画を見たり、あとは昼寝をしたりして過ごしてました。しかし授業の宿題や、中国人学生と行っている相互学習 の為の準備といった学習面も怠ってはいません。相互学習は週に2回、一緒に晩御飯を食べた後、だいたい2時間ぐらい行っています。土日は、はじめのうちはよく観光に行っていました。それから少し遠くまで買い物に行ったり、ときどき飲みに誘われ食堂までビールを手に行ったりしてました。しかしながら、インドアな性格なので、部屋に引きこもりがちであったことは否め ません。暑くなってきてからは部屋にいてられないので、涼しい所を探し求めて徘徊してました。それとskypeでお話ししたりもするのですけど、頻繁には しないせいか、たまにすると2時間も3時間も話し込んでしまいます。

<北京の夏>

北京は夏は暑く、冬は、寒いとんでもないところです。6月の時点で平均30℃程度でしょうか、じりじりと太陽が我々の肌をこんがりローストしてくれます。今月は雨が、それも本当に短い期間のにわか雨が多かったです。30分程度の雷雨が昼と夜とで一日に2度訪れたこともありました。中国人の学生に北京にも梅雨とかあるのかと聞くと、今年が異常なだけ、とのことです。しかし、この雨は非常にありがたく、雨がやんだあと気温が下がり涼しくなるのです。反面、蚊が大量発生してしまうデメリットもありますが。それから、夏になるとスイカが大量に現れ出し、どこへ行ってもスイカ、スイカ、スイカです。スイカは非常に安価でかつ水分を補給できるので、みんな大好きです。余談ですが、以前友人が某スイカに似せた棒付きアイスを食べた際、パッケージにあった下の緑色の部分と種っぽく見せたチョコは存在しませんでした。なんというパッケージ詐欺。さすが中国。

日本人主催による夏祭りがありました。人民大学の学生さんたちも一生懸命働いておりました。衛生上の問題により、残念ながら食べ物は売ることができませんでしたが、とても賑やかでした。年々クオリティの高いものになっていけば、と願っております。