Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

中国人民大学
2011年5月号 文学部 K.S

<日本から持ってきたらよかったと思うもの>

日本から持ってきたらよかったと思うもの…生活面では特にないです。モノにこだわりがない限り大抵手に入れることができるので。人によっては日本食が恋しくなるかもしれないので、インスタントのみそ汁ぐらいもっていくと良いかもしれないですね。

学習面では相互学習の人のために国語系のモノがあれば助詞などを円滑に教えれただろうにと思いました。習慣で覚えてしまっているものを「なんで?」と聞かれると返答に窮してしまいます。あと、私が日本の大学で勉強してきた資料をもってくればと思いました。私は中国の歴史を勉強しているのですが、中国人は歴史が大好きです。なので、具体的にはどういうことを勉強しているか深く突っ込まれることもあります。そういうのは暗記しているものでもないので、資料はやはり必要です。なにか好きなことを発表してとか、話す機会は結構あるので、その時にも役に立ちますし。

<現地の学生、友人について>

以前にも書きましたが、中国人民大学は、色んな国籍の留学生が幅広く集っています。私がこうして他の外国人たちにまぎれて生活してきてひとつ学んだことは、国ごとの人の特徴を簡単にひとくくりにはできないということです。例えばドイツ人はみんな勤勉だ、韓国人はみんな読み書きが苦手だ、答えはノーです。そりゃあ日本人だってさまざまな性格の人が来ていますしね。日本人は勤勉だと一般的には言われているのかもしれませんが、イメージ通りの人なんて何人いることやらと思います。何しに留学に来たのかわからないほど不まじめな人だっています。

中国人学生もまじめ不まじめさはピンキリです。私の友人は研究生(日本で言う院生)ばかりなのでみな非常にまじめです。中国の大学で研究生になるというのは日本で院生になるのとはわけが違うほど難しいのです。それから、中国人民大学では英語の次に日本語は人気の外国語だったりします。なので、意外と日本語を話せる人と出会う機会があります。日本の漫画、アニメが好きだからという動機が多いことが喜ばしいことかはさておき、そのような動機でも独学で学んでいる人も結構いるのはすばらしいことだと思います。日本人が中国語を学びやすいのと同様、中国人も日本語を学びやすいのかも知れません。

<ゴールデンウィーク>

先月末から今月頭のゴールデンウィークに西安、青島、上海に行きました。

初日、電車に乗り遅れて予定が一日ずれてしまったのは今となってはいい思い出です。今回の旅行では特に中国の長距離電車に驚かされました。まず、かかる時間が10時間、20時間だったりすることにも驚きですが、なにより日本に比べると尋常じゃなくマナーが悪いです。一番安い座席ではまず眠れません。

西安は内陸深い所なせいか、少し空気が悪く喉がイガイガしました。

西安に行ったらまず行くべきなのは兵馬俑でしょう。昔、教科書で見た通りの姿に感動しました。

 

上の写真をご覧になればわかるとおり、青島は都会とは言えませんがオシャレです。青島の海岸付近で潮風を感じながら飲む青島ビール…悪くありません。勇気を出して頼んだ海鮮料理は生臭さをごまかすためかなり塩辛く調理されていました。

上海は一度来たことがありますが、改めて感じたことは上海の若者は北京に比べてオシャレだということです。あと、上海語と呼ばれる方言は、北京の普通語と全然違うので全く聞き取れませんでした。上海の料理は甘いと言いますが、入った店のせいかもしれませんが甘いとか薄いとかそういう風には感じませんでした。なんにせよ今のところは北京で食べている味のほうが好みです。上海にいる友人には私の舌をうならせるお店をぜひとも紹介して欲しいものです。