Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

中国人民大学
2011年9月号 文学部 K.S

≪授業について②≫

前学期の中級クラスから今学期は高級クラスへと上がりました。とりあえず全く英語は聞かなくなりました。基本の授業形式はあまり変わりないので戸惑うことはありませんが、先生は変わったので違いはやはりあります。特に変わったなと思うのは「口語」と「閲読」の授業です。「口語」は閲読と書かれたテキストを使って普通に授業してます。本文を読まされ、きびしく発音を注意されます。それから文法解説なのですが、テキストがテキストですから主に文語の文法なんです。なので口語っぽくないなとは思います。あと「閲読」はとにかく授業スピードが早いです。同じく本文を読ませて、読み終わったらさあ問題やるかといった感じなので当てられるとあたふたします。まだ授業がはじまってそんなに日が経ってないので、今後変化があるのかどうかはわからないです。

≪治安、危険を感じたこと、トラブル等について≫

幸いなことに私は危険な目や大きなトラブルに巻き込まれたことがありません。それは北京が安全だからということもあります。おそらく北京は中国内で最も安全だと思います。市内の警察の数はとても多く、特に土、日曜日の人が多く集まる場所には沢山見まわっていたり、安全検査などを行っています。(特に車からのぞいてる警察はめちゃめちゃこわいです)そんなわけであまり事件に出くわすことは多くないですが、スリは多いようです。ですがそれも経験してないし、身近で被害にあった話も聞いていないので説得力はないです。旅行にいった時は外国人をターゲットにした悪い人もいるので警戒しますが、まわりからは中国人に思われているので(見た目で)あまり絡まれることはないです。外でトラブルが少ない理由の一部が顔なんだろうと思っています。とにかく、日本ほどではないにせよそれほど用心深く生活する必要はありません。男女間のトラブルについては私は経験せずに終わりそうですが、どこの国でもつきものです。

≪中国の車事情≫

最近興味深い話を聞いたのでご紹介したいと思います。北京に何年もいる日本人の方の車へ乗せてもらった時のことです。走ってる途中前のトラックが突然警察に止められました。スピード違反でもないうえ不自然な様子はなかったので「なんで?」という話をしていました。すると運転していた方が、「わかった、ナンバーだ」と言いました。話を聞くと、北京は車が多すぎるため走れる台数に制限をかけたようです。その方法が例えば月曜はナンバーの末数字0と5は走ってはダメというものです。具体的な数字は忘れましたので決められた数字は不正確です。罰金は100元(約1300円)ですが、3時間経つとまた切られるので往復200元は覚悟しなければなりません。そのため、北京では車を2台持つ人もいるそうです。しかしナンバーを得るのは容易なことではなく、抽選制になっており宝くじを当てるような確立になっています。聞くところによるとナンバーは100万とかでやりとりされているそうです。実際にこっちで車に乗る人でないと知らない事情が聞けました。ちなみに、日本の免許をとって2年以上経っていれば簡単に中国の免許を取得できます。こっちに来れば誰が乗るかよと絶対思いますけど。