Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

中国人民大学
2010年6月号 国際文化学部 S.M

■ 試験のこと

日本の大学と同じように中間試験と期末試験があります。
中間試験は4月19日~日で、クラスや先生によって方式は違いますが私のクラスは口語、精読、聴力のテストがありました。

口語:テーマを与えられ、そのことについてそれまでに学習した教科書の文法や言葉を使いながら話すというものでした。今回のテーマは「自分の国の節句あるいは伝統的な祝日・記念日」についてでした。

精読:筆記試験で、それまでに学習した内容から単語・文法について問題文の間違いを直したり、与えられた単語を使って文を作ったりするというものでした。

聴力:普段使っている教科書のまだやっていないところを中間試験としてやりました。なのでいつもの授業と同じように緊張することなく試験を受けることができました。

期末試験は6月21日~25日までで、中間試験とは違い5科目全てテストがありました。

口語:今回のテーマは教科書の内容に沿った5つのテーマから、2つ選んで1人5分程度話すというものでした。そして中間試験とは違い、筆記試験もありました。

精読:中間試験と同じように筆記試験で、出題範囲は教科書の内容全てととても広かったです。

写作:問題文の間違いを直したり、メールや伝言の書き方、作文など中間試験がなかったため出題範囲が広かったです。

聴力:中間試験のときと同じように、教科書のいちばん最後の問題をやりました。

閲読:閲読は今までやってきた内容をテスト問題として出すことはできないので、見たことのない新しい文章を読んで問題を解いていきました。

■ 余暇の過ごし方

休みの日や時間があるときは勉強したり、本を読んだり、友達と遊びに行ったり、買い物に行ったり、北京の観光地をまわったりします。
勉強は授業の予習や、HSKのための勉強をします。本は自分で持ってきたり、友達から借りたりする人もいます。私は今、相互学習の相手から日本の小説を中国語に翻訳した小説を借りて読んでいますが、やはり難しいです。中国でも日本で人気になった小説が翻訳されて売っているので、読んだことのある本ならなんとなくでも意味がわかります。また、新聞を買ってきて読んだりもします。日本のことも書いてあるので、中国から見た日本のことも知ることができるのでとてもいいと思います。そのほかに私は楽器の練習をしています。私は小学校のころから吹奏楽をしていて、こちらでも何かやりたいと思っていたときにたまたま日本人の方に誘われて、暇がある時に一緒に合わせたりしています。メンバーは誘ってくださった日本人の方、私たちと同じ語言生の友達と3人でやっていました。

■ HSKについて

私は北京に来るまでHSKを受けたことはなかったので、初めて6月にあったHSKを受けました。今、HSKは2つあって、旧HSKと新HSKというもので、今までは旧HSKだったのですが、私が受けたHSKは旧HSKで、1級~11級までのレベルがあり、初級、中級、高級と分かれていて全ての級が同じ問題を解いて聴力、精読、閲読、穴埋め問題のそれぞれの点数によって級が決まります。新HSKも同じなのですが、旧HSKと違い1級~6級までのレベルに変わりました。新HSKを受けた人の話によると旧よりも新HSKの方が問題が簡単だそうです。テストは北京語言大学で受けました。旧HSKの受験会場は北京語言大学なのですが、新HSKの受験会場は人民大学なのでとても便利です。

はじめてHSKを受けたのですがとても難しかったです。ふつうのテストならば、時間があれば前の部分の問題に戻って考えられるのですが、HSKは各問題に時間制限がありしかも前の問題に戻ってはいけないので、試験を受ける前に自分で練習して慣れていないと、最後の方で時間がなくなってとりあえずマークしておくということになってしまいます。