Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

中央民族大学
2018年12月号 経済学部 S.T

試験について

中間試験、期末試験と二回試験がありますが、試験形式はほぼ同じなので、中間試験を体験してしまえば期末試験は怖くないです。とは言え、事前に内容を知りたい方もいらっしゃると思うので紹介していきます。

まず、授業はスピーキング、リスニング、読解、総合の四つと、さらにクラスによってはライティングがあり、それぞれ別々の試験が行われます。

前半はスピーキングとリスニングのテストについて説明します。

スピーキングの試験はあるテーマ(例えば「母国の若者の就職状況」など)を与えられ、それについて2,3分話すなどです。こう書くと難しく感じられるかもしれませんがテーマは事前に知らされるので、テストまでに考えて覚えておけば大丈夫です。なおリーディングではなくスピーキングの試験なので、覚えずにメモを読み上げることは禁止なので注意してください。

次に、リスニングの試験についてです。第一問は短い文が読み上げられるので、四つの選択肢の中から正しいものを選べ、などです。これは本当に短く難しくないので、普段授業に出てさえいれば特に対策もいらないと思います。その後、長めの文を聞き問いに答えていくという問題が二つ以上続きますが、そのうち少なくとも一つは授業で習ったものと全く同じものです。残りの文章は授業で取り扱うものよりもゆっくりと読み上げられるので、簡単だと思います。

ここまででお分かりかと思いますが、リスニングテストは心配することはないです。ただ一つ対策が必要なのはCDから流れた単語を漢字で書く、書き取り問題です。これは新出単語の中から出されるのでそこは復習しておきましょう。

 

読解、総合、ライティングのテストについて

まず読解のテストですが正直な話、授業内容とはほぼ関係がないです。読解の授業のテキストはHSK対策に特化したものだからか、読解の試験ではHSKの過去問が使われているようです。そのため、授業で習った文法や新出単語が試験で出てくるわけでもないので、これについては実力勝負だと思って気軽に受けたらいいと思います。

次に総合のテストです。読解とはうって変わって、授業で習ったものがほぼそのまま出ます。内容は、単語を聞いて漢字に直す、指定の単語を使って短い語句を作る、指定の文法を使って短文を作る、300字程度の作文、などです。授業で習ったものがそのまま出るので、一番準備がしやすい科目だと思います。そのうえかなり漢字を書く試験内容なので、日本人はかなり有利です。一般的にスピーキングテストは日本人以外の留学生のほうが得意なので、せめて有利な科目では高得点を出せるように頑張りましょう。

最後はライティング試験についてです。その授業で習う単語はなぜかかなり簡単で、すでに習ったことがあるような単語がほとんどです。試験の第一問目に新出単語を使って文の穴埋めをするのですが、これは簡単なので心配いりません。しかし最後に300字程度の作文があり、そのテーマは事前に知らされないので、少し難しいです。これは直前になってから準備するのではどうしようもないので、毎回の授業後に出される作文の宿題をまじめに取り組むことが試験対策だと思います。

写真はテスト中のクラスの様子です。