Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

ハノイ大学
2014年5月号 文学部 Y.M

試験について2  以前にもお伝えしたように、ハノイ大学でのテストは日本とはかなり違い公正ではありません。慣れてくるにつれてカンニングや相談をする学生が増えてきます。なぜなら60点以下だと再テストを受けなければならないからです。  再テストは2回目と4回目テスト後に行われます。成績表には前期の成績として1回目と2回目のテストの合計が、後期の成績として3回目と4回目のテストの合計がListening、Reading、Writing、Speaking別々に表示されます。Speakingに関しては偶数回のテストそのものの点数ですが、その他に関しては奇数回のテストの成績は30%偶数回のテストの成績は70%に換算されます。この点数の結果、60点以下だとその科目について再テストを受けなければなりません。つまりListening60点、Reading50点、Writing45点、Speaking80点の場合は ReadingとWritingの再テストを受けなければなりません。ただし50点台の科目については補習を1時間受ければ再テストなしでパスできるようです。  この再テストはかなり簡単らしく合格できないことはないらしいですが、もし再テストを受けても不合格の場合やそもそも再テストを受けなかった場合は来年度も同じコースを受けなければならず、単位を獲得できたことにはなりません。しかしながら再テストの通知はある日突然「今日あなた再テストを受けにきなさい」と言われるのでかなり大変です。再テストは受けなくてもいいようにテスト前は勉強しましょう。  また普段の授業態度も重要で、試験監督が顔見知りの先生の場合授業態度のよい生徒には答えを教えてくれる先生もいます(こちらから聞かなかったとしても)。先生はやはりまじめな生徒が好きなので普段の授業からきちんと出席しましょう。ちなみに出席率が悪いとそれだけでテストを受ける権限を失います。 病気について  ハノイにきた外国人が必ず経験するもの、それは腹痛です。私の場合、水や生野菜は大丈夫でしたが油がだめで、ハノイ人が作った揚げ物を食べたあとは何度かお腹を壊しました。使い古した油だったからでしょうか。そしてこの腹痛は日本では経験したことのないレベルのひどいもので、内蔵がきしむように痛い感じです。特に油物を食べなくてもみんなおなかを壊すようで、大体ハノイ入りして3ヶ月後にみんなお腹を壊していました。抗生物質は近くの薬局ですぐ買えますが、もちろんベトナム語が話せなければなりません。もし話せない場合は話せる人に助けを求めましょう。またなるべくお腹を壊さないようにするためにヤクルトを買って飲むことをおすすめします。  私も日本からいろいろ薬を持って行きましたが、こちらではあまり効きませんので風邪かも?と思ったらすぐ病院にかかるようにしてください。キャッシュレスが使える病院で一番近いのはKim Ma通りにあるファミリーメディカルプラクティス病院です。ここは日本人スタッフが常に勤務されていますし患者さんも外国人ばかりで安心です。実際私も何度も通いました。動けなくなってからでは大変なので、症状の軽いうちに無理せず病院に行くようにしてください。