Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

復旦大学
2013年3月号 法学部 C.S

[日本から持って来たら良かったと思うものについて]

上海は基本的になんでもそろっており、あまり生活に困ることは無いです。あえていくつか挙げるとすれば、1つは日本の本です。特に上海のガイドブックです。私は持ってきていたので良かったのですが、持ってこなかった友人もたくさんいました。彼らは上海の本屋さんで手に入ると考えていたらしいのですが、意外と日本語版の本が多くありません。留学生活は多くの自由時間があるので必ず上海観光に行きたくなりますが、やはり日本のガイドブックがあると非常に便利です。ただ上海は建設ラッシュ状態なので必ず最新のガイドブックを購入することをお勧めします。

2つ目は複数のクレジットカードです。学費や寮費などはクレジットカードで支払う事が多いです。私はVISAとJCBの2種類をもっているのですが、日によってVISAが使えなくてJCBだけ使えたり、その逆の日もあります。ですのでクレジットカードは復数所持することをお勧めします。ちなみに復旦大学ではVISAとMasterCardがスムーズに使える確率が高いです。

3つ目は、当たり前といえば当たり前なのですが、 DVDなどを見ることが出来るパソコンです。実は私は上海に来るとき少しでも荷物を軽くしたかったので、超小型のパソコンを持ってきてしまいました。確かに持ち運びは便利なのですが、DVDを入れる所がないパソコンなので、いざ友達にDVDを借りても自分のパソコンで見ることが出来なくて不便です。上海ではとても安くDVDが売られているので、色々見たくなると思います。ですので荷物になっても普通サイズのパソコンを持っていくべきだと思います。

 

[現地の学生、友人について]

復旦大学には様々な国から多くの留学生が来ています。皆さん基本的に良い人です。ただやはり留学を楽しめる人というのは、ポジティブで積極的な子です。語学力があまり高くない子でもノリでたくさんの外国人の子たちと遊びによく行きます。そして結果的にはそういう子たちは会話表現が上手になるのが早いです。ですのでよく遊ぶ事はとても大切だと思います。

私はというとあまり積極的な方ではなく基本的に受け身状態です。ですので私は一般的には留学が向いていないタイプの人間に分類されると思います。でも私は今とても留学生活が楽しいです。上海に来たばかりのころは派手に遊んでいる子たちに圧倒されながら無理して合わせていた事も多かったのですが、徐々に自分に合った生活が出来るようになります。気が合う友達も自然とたくさんできます。個人的には韓国、インドネシア、タイなどの子たちが穏やかな性格で一緒にいて楽しいです。基本的にアジア圏は仲良くなりやすいです。あとはヨーロッパ圏やアフリカ圏の友達もたくさんできました。先入観で一番合わないと感じていたイタリア人が今一番仲がいいです。私のイタリア人の友人たちは落ち着いている子が多いです。 このように無理して自分の性格を変えなくても友達はたくさんできると思います。消極的な性格でもしっかり自分を持って相手を尊重する心を忘れなければ十分だと思います。

また中国人の友達もたくさんできました。確かに日本人に比べれば少し激しい性格の人もいますが、やはり同じアジア圏だけあって、感覚が似ている部分も多いです。彼らは私にたくさん話しかけてくれ、また拙い私の中国語を一生懸命聞いてくれます。本当に貴重な存在です。確かに周りにはたくさんの中国人がいますが、中国語を流暢に話すことが出来ない外国人に対して何時間も親切に接してくれる中国人は多くないです。それは皆さんお忙しいので当たり前です。ですので中国人の友達にはとても感謝しています。

色々書きましたがつまり私が言いたいのは性格があまり積極的ではないという理由だけで留学に行くことを迷っている人がいるとしたら、私は心配いらないと思うし寧ろぜひ留学に行くべきだと思います。確かに最初の何カ月かは辛いことも多いと思いますが、そのほとんどが今となっては本当に良い経験が出来たと思っています。価値観が異なる様々な国の人々と交流することで確実に自分の中の世界が広がり、成長することが出来ると思います。