Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東国大学校
2018年6月号 政策学部 S.S

治安、危険に感じたこと、トラブルについて

私が住む韓国ソウル市内は大きな治安問題を感じたことはまだ1度もありません。実際、学校内の食堂では席取りのためにかばんや財布を置きっぱなしにしている学生を見かけることも少なくありません。しかし外へ出ると交通面において、日本と韓国の大きな違いを痛感します。特にここソウル市内は大都市ということもあり、車の数は驚くほど多く、クラクションの音が常に鳴り響いています。私が韓国に来て間もないころ、信号が点滅し始めたころから走って渡ろうとしたり、携帯電話を触りながら横断歩道を渡っていると、ひかれそうになったり運転者から罵声をあびたりと日本では当たり前にしていても安全で許されることが、海外では通用しないということを感じることは多々あります。

期末テスト

今月は私たち外国人も東国大学の韓国人学生もテスト期間で期末テスト準備に取り組みました。語学堂に通う私たちは東国大学のテスト期間より2週間ほど早く語学堂のテストがありました。そこで驚いたのは、韓国人学生のテストに対する姿勢です。彼らはテストや大きなレポートとなると、1か月以上も前から準備に取り組むそうです。韓国は完全なる学力社会というのは前々から知ってはいました。そのことに対し、日本で生まれ育ったわたしは、”人をすべて実力で判断するのはどうなのだろうか”などといった見方をしていたのも事実です。しかし、実際に身近に感じ、彼らの努力する姿を見ると、私は自分のそういった考えを努力することからの逃げにしていたようで自分が恥ずかしく思えました。また、韓国人だけでなく日本人と外国人との学力の実力差を身に染みて感じます。今はこうして韓国語を学ぶため韓国へ留学へ来ましたが、毎日たくさんの国の友達と国際交流をする中で、やはり英語は世界共通言語だと感じさせられるほど、ほとんどの国の人が流暢に英語を話します。さらに、授業内ではよく自国についての話し合いをしますが、どの国の友達も自分の国の政治や文化、歴史について完璧に把握していて堂々と話してくれます。わたしも日本をもっと知ってほしい、知らせたいという気持ちをもってこの留学へ望んでいますが、自分の実力、知識不足を痛感しもっと彼らのように努力しなければと感じる日々です。