Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東国大学校
2011年5月号 国際文化学部 T.A

日本から持ってきたら良かったと思うもの

こちらでの生活にも慣れ、毎日楽しく生活を送っています。そのなかで日本から持ってきたら良かったと思うものについて紹介します。それは日本に関して書かれた情報誌などです。留学する前に日本についてたくさん調べてからこちらに来ましたが、それでもまだ他の国の人に日本について質問されて答えに詰まる場面が多いからです。「こんなこと聞かれないだろう」と日本で思っていたような事を聞かれると答えに困り「よく知らないです」としか答えられないことがよくありました。特に語学堂のクラスでは国ごとの行事や言葉遣いについて話し合う場面が多く、そのたびに日本についてまだまだ知らないことがたくさんあるのだと実感しました。今まで聞かれた質問の中で私が答えに困った質問をいくつか紹介します。まずは硬貨や紙幣などお金に関する質問です。紙幣に書かれている人物の生い立ちを聞かれた事もありましたし、5円玉にはなぜ「幸運(=ご縁)」という意味があるかなど聞かれることがありました。そして一番良く聞かれるのは名字についてです。日本には韓国に比べ多くの名字があります。その由来について聞かれる事が本当に多いです。自分の名前については意味を知っている場合が多いですが名字についてはなぜその名字なのか知らない人は多いと思います。留学に来る前に調べておくのも現地のコミュニケーションツールになると思います^^

 

1) 現地の学生、友人について

韓国での生活も3カ月が過ぎ友達もたくさんできました。私は現在2つのサークルに参加しておりその中で韓国の学生とたくさん知りあう事が出来ました。サークルの友達とはサークル活動のみでなく、一緒にご飯を食べに行ったりおしゃべりをしたりします。サークルの学生の多くは日本語を知らない学生なので、楽しみながら韓国語の勉強もできます。また、私達日本人の学生がサークルに入ったことにより日本に興味を持ってくれる友達が多く、「これは日本語でなんと言うの?」とよく聞かれたりもします。日本語を教える事は難しいですがこのようにして興味を持って話しかけてくれることはとても嬉しいことです。また、語学堂ではいろいろな国籍の友達ができました。授業の合間のブレイクタイムにはクラス以外の友達とも話す時間もあります。級やクラスが違っても気さくに話しかけてくれるのでとても嬉しいです。たくさんの友達ができて感じた事は、韓国の学生・韓国に留学中の学生の多くが日本語に関心を持っている事です。語学堂の学生のなかでも日本語の簡単なあいさつや単語なら知っているという学生が多く、日本語で話しかけられることがすごく多いからです。そのたびに私もいくつかの言語をあいさつ程度でも勉強して留学にこればよかったと感じます。留学に来る前に他の国の簡単なあいさつなどを覚えてくるのも友達をたくさん作る助けになると思います!!

 

1) 語学堂春学期

先日、語学堂の春学期が終わり、修了式がありました。長いようで短かった春学期でした。春学期が始まった当初は初めての事だらけな上に韓国語もあまり話せなく自分の意志が伝えられずに随分苦労したことを覚えています。またそのためにクラスメートともなかなか会話ができませんでした。そのたびにもっと日本で会話の練習をしておけばよかった。と思う毎日が続きました。しかしクラスメートが積極的に話しかけてくれるようになりだんだんとクラスに馴染めるようになりました。韓国語での会話にも慣れてからは自分からも積極的に話せるようになり、今では本当に良いクラスに入れたと思っています^^やっとクラスに馴染めたと思った頃にはもう春学期は終わりに近づいていました。そのため修了式はすこしさみしい気持ちになりました。私はクラスの中で一番初めに進級が決まり夏学期は違う級で勉強することになりました。クラスメートの多くも夏学期も継続して語学堂に通うようですが同じクラスになるかはまだ分かりません。しかしこれからも仲よくしていければいいなと思います。春学期を通して感じた事はやはり「会話」の重要性です。言語を習う時、もちろん文法や書きなどを学ぶことも重要ですがそれらを使い実際に会話をする練習をすることが大切だと思いました。なので、留学に来る前に韓国語で話す練習をたくさんすることをおすすめします。