Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東国大学校
2011年9月号 文学部 R.K

授業紹介②

今学期は韓国政治経済の理解、仏教と韓国文化、論理と批判的思考、詩の理解、歴史の中から世界化と地域化の5つの授業を受講登録しました。韓国政治経済の理解は留学生だけの授業で、科目名の通り韓国の政治経済を学ぶ授業ですが、受講生みんなが留学生なので、その国別に教授が質問したりして、中国ベトナム台湾の政治経済をいっぺんに学ぶことができます。仏教と韓国文化の授業は、なんとなく龍谷大学と東国大学の仏教の授業内容はどういう点が違うのかが気になり受講しました。内容は似たようなものですが、その中でも韓国の文化に触れながら授業を進めていく授業です。論理と批判的思考という授業は、必修の授業ではありませんが、ある程度勉強してきた生徒たちの授業で、論理の勉強をしたことがない私は、正直場違いの授業です。日本語であっても難しい授業だと思いますが、韓国語であるとなおさら、分かりにくく理解しづらい授業です。詩の理解は詩とはなにかを文学批評方法と文芸ト調を概観しながら説明する授業です。詩の構成要素である詩語、イメージ、韻律等の異論を詳細に説明して、豊富な例を鑑賞しながら具体的に理解する授業です。歴史の中から見る世界化と地域化の授業は、世界化という現象から世界史の全開過程から理解します。世界化と地域化のふたつの現象から説明していく授業です。とても、難しい授業を取り勉強も本当に大変ですが、難しければもっとやりがいを感じます。来月には中間テストがあるので、頑張りたいと思います。

 

治安、危険を感じたこと、トラブル

東国大学が位置しているソッチャンドンという町は、多くの学生が一人暮らしをしている学生街です。学生がたくさん住んでいるので、学期中は人が多く、日が暗くなっても変わらずがやがやしていますが、夏休みなど長い休暇に入ると学生がいなくなり日が暮れ始めると外出する人も出歩く人がいません。夏休み中何件か事件もあり、長期休暇中は用事がない限り、外にでることはありませんでした。治安や危険は日本と似ていますが、なんといっても灯りが少なく危ない面がたくさんあります。韓国人はとてもお酒を好んで飲みます。酔って喧嘩している人も少なくありません。日本ではあまり見慣れない風景であったので、とても驚きました。一学期のある日、学校で電子辞書を教室に置いてきてしまいました。それに気付いて、1時間後にその場に駆けつけたのですが、もうそこには電子辞書はなくなっていました。日本も物を置き忘れてなくなる場合もありますが、ほとんどは学生部に届けられています。韓国の場合は無くなるのが普通のようです。財布でも中からお金を取り出し、そのまま持ち帰る人も多いと聞いたので、気をつけなければならないと思いました。

 

韓国と日本のお酒の文化の違い。

前テーマでも述べた通り、韓国人はお酒が大好きです。毎日お酒を飲みます。私はお酒に弱いので毎日サイダーを飲んでいますが。平均的に比べると韓国人が日本人よりお酒に強いです。ソジュというお酒があるのですが、エスプレッソのショットくらいのコップで飲むものです。アルコール濃度はとても高いです。私は今まで飲んだことがありませんが、なんとなく消毒液の香りがします。ソジュをチャン(乾杯)してみんなで一気に飲み、またソジュをコップに注ぎます。必ず一人で飲むことはありません。一人がお酒を飲みたくなったら、コップを上にあげまたチャン(乾杯)します。お酒の場に目上の人がいる場合は、お酒を飲む時目上の人に見られないように反対を向いてお酒を飲みます。注ぐのは一番年下の人がし、両手でコップに丁寧に注ぎます。目上の人が注いでくれる場合は両手でコップを持ちいただきます。もし、自分が自分のコップにお酒を注ぐ場合、それを見つけた人が必ずコップの淵に指をあてて、一人ではないことを表現したりします。韓国人は輪を大切にします。一人で物事を解決する人はいません。必ず誰かがそばで助けてくれます。そして、一緒に悩み、大変なことも一緒に乗り越えます。その習慣がお酒の文化でも表れていると思います。とてもいい文化であると私は感じました。