Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東国大学校
2011年7‐8月号 国際文化学部 T.A

 夏休みは学部の授業はありませんでしたが、語学堂での授業は毎日ありました。そのため平日は毎日学校に通っていました。語学堂では高級(5級)のクラスに通っていました。中級までとはことなり新聞やニュースなどで使われる文法や応用表現などを中心に学びました。また個人発表を2回行いました。個人発表はプレゼンテーション形式で、自分の与えられたテーマについて発表するものと自分が発表したい内容を発表するものでした。20分程度習った文法や単語を使って発表しました。発表は台本を作ってそれを暗記して発表するという形式だったので比較的緊張もせずに発表出来ましたが、その後クラスメートとの質疑応答があったので質問も予想して事前に調べる、実際にクラスメートと話し合う事はとても難しく緊張しました。テーマが決められている発表では「私の人生の転換点」について発表しました。日本語では伝えたいことがまとまっていてもそれを韓国語で伝える事はやはり難しかったです。しかし、クラスメートが真剣に聞いてくれたのでとても発表しやすかったです。自由な内容で行った発表ではクラスの中に日本人が1人しかいなかったため日本の文化について発表しました。日本独特な言い回しや単語を説明することがすごく難しかったですがクラスメートが興味を示してくれたのでとてもうれしかったです。そして今回のクラスの中でもっとも難しかったと思ったのは週に1回行われる討論の授業でした。事前に与えられた文章を読んで自分の意見をまとめて発表するものでした。また与えられた内容に対して同じ意見を持つもの同士が集まって意見を交わすことはとても難しかったです。最初は言葉に詰まることが多かったのですが、慣れてくると自分の意見をはっきりと言えるようになり、自分のスピーキングの能力もこの討論の授業のおかげで少しずつ向上していったと思っています。

 試験内容もやはり中級までとは異なり応用力が試される試験でした。筆記や読みの試験は中級のころと大きな差はありませんでしたが聞き取りはスピードが速くなり内容もニュースや討論など日常生活よりかは社会的問題についての問題が多かったように思います。また上にも書いたとおり会話の授業が多かったため会話の試験はもっとも大きい変化があったように思います。会話の試験では、まず事前に与えられていた内容に対して3分ほど自分の意見を述べました。これは事前にテーマが定められているので自分の意見を先にまとめる事が出来比較的難しくはありませんでした。しかし与えられる内容自体が難しかったので試験前に自分の意見をしっかりとなんども確認する必要がありました。ちなみに私が与えられた内容は大学教育の必要性でした。とても難しい内容で、3分に自分の意見をまとめることはとても難しかったです。また授業でならった文法を使って会話をするという試験もありました。これは自分が文法を理解しているのみならずそれを正しい形で使わなければならないので少し苦労しました。このような試験の中においてもっとも難しかったのは、その場で与えられた内容について自分の意見を述べる事です。意見をまとめる時間もほとんどなく、根拠や理由についてはっきりと述べないといけないため、もっとも難しかったです。このような試験を、中間と期末に2回行いました。その結果、進級が決まり秋学期からはまた新しい級で韓国語を勉強できるようになりいまはとても嬉しい気持ちでいっぱいです。

 このようにして私は夏休みの間も毎日語学堂に通いながら過ごしてきました。先週には語学堂夏学期の修了式も行われ、短い夏休みが始まりました。9月の中旬から始まる秋学期では6級という語学堂最後のクラスで勉強することになりました。また9月からは新しい学期が始まり、学部の授業と語学堂の授業を並行して行う事になります。韓国語に関して分からないことがまだまだたくさんあるので、語学堂が始まるまでの期間にきっちり復習をしなければいけないと思っています。留学が始まり半年が経ちました。同時に私の留学生活も本当に残り少なくなってきました。最後に後悔を残さないように毎日しっかり勉強したいと思っています。