Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東国大学校
2011年4月号 国際文化学部 T.A

授業紹介

      私は、現在語学堂の授業のみを受講しています。語学堂の授業は毎日ありますがわたしの場合はいつも朝の9時から13時までの授業です。授業はおもに文法を学びます。そしてそれを用いて会話をしたりリスニングをしたりしながら授業を進めていきます。授業のほとんどはクラスメートとのグループワークで行います。グループワークは2人から5人ほどのグループを作りその中で、例文を作ったり質疑応答をして韓国語を学んでいきます。また学期に何度か大きな発表があります。私はいままで2回ありました。ひとつは環境保護についてポスターを作り発表することでした。環境保護について身近なCMを作りそれに対して発表をする内容のものでした。もうひとつは、ニュースを作り発表するものでした。これは、自分でニュースの台本を作り、映像を撮影して発表するものでとても大変でした。映像やCMを作ることはいままでしたことがほとんどなかったので、どのようにすればいいのかもあまり分からないまま取り組み始めましたが、クラスメートや先生方のおかげでいい作品を作ることができました。また小さな発表などは週に1回程度あります。一番印象に残っているものは、クラスメートに賞状を作ってあげるというものでした。クラスメートの長所や特技などを褒め合う授業は今までの授業の中で一番盛り上がっていたと思います。

カルチャーショックについて

 私は不思議ですが今回の留学でカルチャーショックを受けることは少ないです。韓国には以前にも語学研修や旅行などで何回も訪れている為、今回の留学では韓国の生活にあまりカルチャーショックを受けませんでした。ルームメイトも国籍が違いますが、お互いが尊重し合って生活できているからなのかカルチャーショックを受けることは今までありませんでした。クラスにおいても私以外の全員が中国からの学生ですが、ここでもカルチャーショックを受けることはほとんどありません。しかし、韓国の生活の中で唯一いまだにカルチャーショックを感じることが1つだけあります。それは地下鉄の中で商売をするおじさんやおばさんが本当に多い事です。地下鉄に乗って一日移動すればそのようなおじさんやおばさんを必ず2~3人は見かけます。CDや手袋などを売っている方が多いようです。また地下鉄の中のみならずホームなどでも商売をしているかたもいました。わたしが今までで一番驚いたのは駅のホームでウサギを売っているおばさんを見たことでした。私は初めてその光景を見たので驚きを隠せませんでしたが、現地の人は普通にその前を通りすぎていました。日本ではほとんど見ることができない光景ですが韓国では日常的な光景なので私がカルチャーショックを受けたことと言えばこの地下鉄での商売を挙げます。

文化体験について

4月初旬に語学堂の文化体験で国立中央博物館に行きました。ここでは韓国の文化や歴史を学ぶことができました。解説をしてくれる方もいて、とても分かりやすくとても楽しかったです。また、仏教の歴史的像なども間近で見ることができて新たな関心を持つこともできました。この体験授業で韓国の伝統画を描く体験もしました。私は絵を描く事は得意ではありませんがとても楽しくいい経験になりました。クラスメートや他のクラスの人とも仲良くなれたのはもちろんですが、留学に来て以来あまり韓国の伝統文化を見たり聞いたりする機会が少なかったのでその韓国の伝統文化をとても楽しく学ぶことができたと思います。また文化体験は学期に2~3回ある予定です。普段の教室での授業とは異なりますが、韓国語を学ぶだけではなく文化や歴史などを学べるのでこれからの文化体験もとても楽しみです。 また東国大学は龍谷大学と同じく仏教の大学です。そのため、仏教行事も多く開かれます。中には参加自由の行事もありますが、留学中にしかできない経験だと思いできる限り参加しようと考えています。現在も5月初旬に行われる行事の為に大学内の様々な場所で行事が行われており、大学の登下校の普段の道を歩くだけでも楽しいですよ。夕方になると大学のあちこちでライトアップも行われています。