Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東国大学校
2010年6月号 文学部 K.S

Ⅰ.試験のことについて

前期では私は語学クラスの授業と大学の授業を3つ受講していました。

まずは語学堂についてですが、一年4学期制で一学期につき二度テストがあります。テストの形式はその二回とも変わらずスピーキング、リスニング、リーディング、ライティングの4つに分けて行われます。語学堂は6つの級に分かれており私は5級に属していたのですが、5級は基礎の復習や応用、リーディング、作文などを主に授業で行い、ただ単語や文法を覚えるのではなく自分の意見を話したり、書けるようになるための勉強をしていました。しかし語学クラスの試験は授業で学んだことがそのまま出てくるので、対策としては今まで学んだことをきっちりと理解することが大切だと思います。

大学の授業はとにかく勉強に時間がかかりました。3つとも韓国の学生と同じように授業を受け、テストも現地の学生とまったく同じように受けるので、語学のクラスとは違い専門用語や内容を理解するのにとても苦労しました。とにかく授業でメモしたことを覚えテキストも一度日本語に訳してまとめ、それを覚えて韓国語に訳すという方法をとっていました。時間はかかりましたがそのおかげでなんとかテストを乗り切ることができました。私は辞書を持ち込みませんでしたが、交渉次第で辞書の持ち込みも可能だと思います。できるだけ教授とコンタクトを取り、どうやってテストに臨むのかなどを相談すると良いでしょう。私も何度か教授の研究室に相談に行ったりして、自分の韓国語のレベルにあった勉強の仕方などのアドバイスを頂いていました。

 

Ⅱ.余暇の過ごし方

はじめに、韓国の友達はアウトドアな人が多く、よく遊びに行こうというお誘いをもらいます。なので、授業が終わったあとや休日には外に出かける機会がとても多いと思います。韓国ならではの遊び方や楽しみ方を教えてもらうといいでしょう。私は先日野球の観戦に連れて行ってもらいました。野球の試合というより、応援をしながら飲むという方がメインのように感じましたが韓国人の特徴でもある熱情的な一面を見ることができてとても面白かったです。

次に、韓国に来て韓国語だけではなく中国語や英語に触れる機会がとても多いので、ルーマニア人の友達に英語を教えてもらい中国人の友達に中国語を教えてもらっています。毎日韓国語で話しているとさすがに疲れるときもあるので、違う言語に触れて息抜きするというのもいいと思います。

また、もともと料理が得意ではなかったのですが、私たちの寮では自炊をしなければなりません。はじめは外で食べたり、ラーメンくらいしか作れなかったのですが、最近は少しずつレパートリーを増やしています。おいしくできるとうれしくて意外と楽しいです。最初は面倒くさいと思っていましたが、案外落ち込んだ時の気分転換にもなっています。他にもジムに通ったり、たまに一日中だらだらしたり・・・やりたいようにしています!!

平日はほとんど授業で忙しい分、休日に自分のやりたいことやめいっぱい気分転換をすることでONとOFFのメリハリをつけることが大切だと思います。

Ⅲ.自由テーマ「ワールドカップ」

今年は4年に一回のワールドカップの年でした。韓国では私たちが想像する以上にワールドカップに熱狂的です。ソウル全体がワールドカップ一色でした。韓国戦の当日には大学にまで赤いTシャツをきて来る学生もたくさんいて、朝から街全体が赤!って感じでした。ありとあらゆるところで大型スクリーンが設置され赤いTシャツを着た人たちで埋め尽くされました。

特設会場だけでありません。ソウルでは基本的にどこの飲食店にもほとんどテレビがついています。ご飯を食べながら、お酒を飲みながら応援できるというので当日はどこの飲食店も満員でした。東国大学にも特設会場が設置され夜というのにも関わらずたくさんの学生が集まっていました。

いたるところで「テーハンミングッ!!!(大韓民国)」という掛け声を聞きながら、本当に自分の国を応援するという点で韓国はどの国にも負けないくらい熱狂的で愛国心が強いと感じました。4年に一回しか行われないワールドカップを韓国で見ることができてとても貴重な体験になったと思います。ただ、韓国の人に必ずと言っていいほど韓国と日本のどっちを応援するのかと聞かれます。韓国と答えないと私の友達は少し不機嫌になりました。それほど韓国は自国に対する愛情が強いのだと思います。もしかすると国のことでぶつかることも起こることもあるかも知れません。