Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東亞大学校
2018年9月号 国際文化学部 M.H 

<治安、危険を感じたこと、トラブルについて>

治安について、現在まで釜山で生活してきて、特に身の危険を感じたことはありません。海外においては、比較的安全な地域だと言えると思います。ぼったくりタクシーが多い、店でぼったくられる、などの噂を聞いていましたが、タクシーでも店や夜市でも今のところそういったことはないです。

タクシーはかなり利用しましたが、割に合わない金額を請求されたことはなく、夜市でも日本のお店のように値段が明記してあるので、外国人だからと言って高く取られることはないです。むしろ、タクシーの運転手さんはとても気さくな方が多く、日本人だと分かると好感を持って目的地に着くまで色々な話をして下さる場合が多かったです。

韓国は眠らない町だとよく聞きますが、夜遅くでも主要な場所では日本より人の往来が多いです。しかし外国なので気を緩めず、一人で遅くに出歩かないほうがトラブルに巻き込まれずよいと思います。

危険と感じたことは、韓国の交通事情についてです。韓国の人々は日本人と比べて運転がかなり荒いです。これは乗用車だけでなく、公共交通機関であるバスやタクシーにも共通して言えます。スンハクキャンパスは山にある為、かなりの急斜面かつ道が蛇行しているのですが、バスはその道をスピードを出してノンストップで駆け下ります。また、人が着席する前に出発するのは日常茶飯事で、慣れていないと怖いと感じると思います。

また歩行者という観点からみても、韓国では歩行者優先という概念があまり浸透していないのか、渡ろうとしているところに車が突っ込んで来ることも多いので、事故に会わないためには、日本にいる時以上に気を引き締めて自分の身を守らなければならないと感じました。

<釜山の交通手段>

釜山の代表的な公共交通手段としては、バスと地下鉄をあげることが出来ます。 バス、地下鉄においては、割引制度などによる料金設定がやや複雑であり、初めに利用する際には少し困惑してしまうかもしれません。

韓国を旅行などで訪れたことがある方なら、すでに持っている方も多いかもしれませんが、韓国には全土で使うことのできる、交通カード、T-moneyがあります。釜山では、このT-moneyを使えば、バス、地下鉄の料金が基本的に通常料金から100ウォン割引になり、またバスーバス間、バスー地下鉄間の乗り換え割引も適用されます。このT-moneyカード本体はコンビニで購入可能です。使用方法は、事前に金額をチャージしておく先払い式で、加盟店のコンビニ、もしくは駅に設置されている自動チャージ機でチャージ可能です。T-moneyは、交通手段だけでなく、コンビニやカフェ、ベーカリーなどでも利用可能でとても便利なため、ひとつ持っておくことをお勧めします。

釜山のバスは運行形態により、一般バス、急行バス(座席バス)、マウルバス(마을버스) 、深夜バスに分けることができるのですが、それぞれ料金形態が異なります。

一般バスは市内の主要停留所をめぐるバスで青色の車体が特徴です。料金1300ウォン
急行バスは都心と副都心を連携するバスであり、車体はオレンジ色です。1800ウォン
座席バスは特定地域(장유,진해,금정산성 지역)でのみ、小数運行しています。1800ウォン
マウルバスは副都心の特定地域の短い距離を回るバスです。東亞大学の寮のあるスンハクキャンパスから最寄りのハダン駅までは、このマウルバスがおよそ20分間隔で出ています。 マウルバスの料金は地域により異なりますが、寮から駅までのバス(サハ10番バスの場合は11000ウォンです。

深夜バスは夜10時以降の料金設定で、通常より400ウォン高く、一般バス1700ウォン、急行バス2200ウォンです。
地下鉄は基本料金1300ウォンですが、出発駅から10㎞を超えると1500ウォンに値上がりします。
T-moneyで決済する場合、バス、地下鉄間の乗り換え料金は無料で、高い方の交通手段の料金を支払うだけで乗り換えができます。乗り換えは2回まで可能であり、乗り換えの際には30分以内に乗り換えなければなりません。
また、学校の授業が行われている期間には、各キャンパス間スクールバスが運行していますが、本数が少なく、時間帯によっては、かなり混みあい、列に並ばなければなりません。

下の写真は、順に、スンハク~ブミン、ブミン~スンハクへの時刻表です