Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東亞大学校
2018年6月号 国際文化学部 M.H

<授業紹介>

私の在籍する経営学部、国際観光学科の授業を中心に紹介したいと思います。私は現在5つの専攻選択科目と、1つの自由選択科目、計6科目の授業を受けています。6科目というと少ないように感じるかもしれませんが、韓国の授業は基本的に、1科目につき90分授業が一週間に2回ある為、かなり学ぶことが多いです。以下、私の受講科目を順を追って紹介します。

 

MICE経営論 (専攻選択)

国際観光におけるMICE産業について掘り下げて学ぶ授業。釜山に所在するコンベンションセンターBEXCOなどの事例を取り上げて、地域と関連させてMICE産業を学習するため、難しい内容の中でも、問題を身近に感じることが出来ます。

 

・海洋観光(専攻選択)

韓国は3面を海に囲まれた半島に位置する為、観光資源としての海の価値が高いです。アジアにおいて、これからの成長の伸びしろが大きなクルーズ産業について学習します。特に釜山は、海雲台や広安里など有名なビーチのある海に面した都市である為、海の資源としての利用価値が高いのではないかと思い、興味が湧き受講することにしました。

 

・観光消費者行動論 (専攻選択)

人々が観光をする際に行う消費行動はどのように意思決定されているのか、また観光客の要求と欲求を満足させるためには、企業はどうすればいいのかを学問的に研究します。

 

・飲食料管理論 (専攻選択)

観光産業における、レストラン業界に焦点を当てて学びます。フランス語の業界用語がかなり出てくるので、私は難しいと感じました。

 

・観光英会話 (専攻選択)

観光業界で使われる英語にフォーカスを当てています。座学だけでなく、実際に英会話の練習をするので楽しいです。

 

・韓国語発表と作文Ⅰ (自由選択)

実用的な韓国語の能力を養うための講座で、クラスでの発言、発表の機会が多いです。

 

<試験について>

韓国では3月に1学期が始まり、7月からは夏季休暇となる為、日本よりも早い時期に試験が行われます。日程的には中間考査が4月末、期末考査が6月末にあり、その間の5月には主にチーム別課題の発表やレポート課題が課せられます。

ここでは、今回の中間考査の試験方式と問題内容について、教科ごとに紹介したいと思います。

 

MICE経営論 (専攻選択)

MICE経営論の試験は資料持ち込み可能のオープンブックテストでしたが、事前に発表された題に対しての叙述式でした。しかし解答は根拠となるデータや引用を含まなければならないので、その場で書き上げることはできないと思います。私の場合はレポート3枚程度を事前に書き上げ、印刷して持ち込み、テスト時間に書き写しました。

 

・海洋観光(専攻選択)

海洋観光の試験は叙述式が8割、残りの2割が単語の穴埋め形式でした。問題は全て学習した範囲から出題されました。

 

・観光消費者行動論 (専攻選択)

7つ程度の設問に対して全て叙述式で答えるテストで、制限時間に対してボリューミーな内容でした。制限時間内に書きたかったことを全て書ききれず、個人的には少し後悔の残る試験でした。

 

・飲食料管理論 (専攻選択)

問題は選択問題と穴埋め問題が多かったです。授業内で教授が強調した重要な部分を中心に勉強するといいと思います。

 

・観光英会話 (専攻選択)

観光英会話の試験はスピーキングテストでした。3つのホテルの情報を比較して、自分が消費者であればどのホテルを選ぶかという題の元、3つ以上の根拠を示しつつ、1分間自由に自分の意見を述べるものでした。

 

・韓国語発表と作文Ⅰ (自由選択)

韓国語発表と作文のテストは、授業内で学習した表現を用いて2つある題から1つを選択し、制限時間内にできるだけ長い文章で、問題に沿って自分の意見を叙述する筆記試験でした。