Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東亞大学校
2018年11月号 国際文化学部 M.H

<試験について>

今回私が受けている授業は、中国語を除き全て叙述式でした。テスト形式は授業によっても異なる部分ですが、他学生に聞いたところ、国際観光学部は課題はチームワーク、専攻授業の試験は叙述式が多いようです。

ただ、叙述式の問題は、外国語での長文解答作成の為、時間制限などの関係から、韓国人学生たちとの間に差が生まれやすい部分だと思います。そのため、より入念に準備をする必要があると感じました。

・貿易学の理解(重点教養科目)
今回の主な試験範囲は貿易政策でした。試験では、貿易の保護効果を数式から計算して導きだす問題や、グラフとそれに附随する説明文を作成し、Brexitや仮定の状況下での貿易の影響分析をする問題がありました。

・航空会社経営論(専攻選択)
航空運送事業の特性や、細分市場に合わせたマーケティング方法、また国際航空運送における国際規定について、叙述する問題が出題されました。

・ニーハオ中国語(中級) (自由選択)
授業で習った範囲から3/4、授業で扱っていない範囲から1/4出題されました。後者はHSKの問題のような形で出題され、総合的な中国語の実力を図るために出題されたものと思われます。

・観光マーケティング(専攻必須)
観光マーケティング方法やマーケティングサイクルの理論に関する部分がメインとして出題されました。

・観光文化論(専攻選択)
1,2学期を合わせた全ての試験の中で、一番難しかったです。問題は3問しかなく、それぞれの配点が高いうえに、全て事例を用いた応用問題でした。問題は韓国のある地域をマーケティングする方案を叙述するような発想力を問う抽象的なものが多く、普段の韓国の観光資源に関する知識不足やアイデアの平凡さから上手く解答することが出来ませんでした。

 

<ボランティア活動>

留学生にとっては、正課だけでなく、課外活動も、留学生活を一層充実したものにするための効果的な手段だと思います。サークルなどの学内活動も良いですが、学外活動であるボランティアは、学生という枠を超えて、海外での特別な経験を積むことのできる貴重な機会です。
韓国では、就職活動の際に、ボランティアの経歴が大変重視されます。そのため、学生によるボランティア活動が活発で、運営の殆どの人材をボランティアで賄っている、というイベントも多いようです。
今後韓国に留学される方々の中にも、ボランティア活動に関心のある方がいると思うので、韓国のボランティア活動について簡単に紹介したいと思います。
韓国の大学生が、ボランティアをする時によく使っているサイトが
1365자원봉사포털というサイトです。

https://www.1365.go.kr/vols/1472176598342/wpge/volsinfo1365.do

こちらのサイトでは、ボランティアの検索から登録、時間認証(ボランティアを行った証明)などが出来ます。
釜山でも多くのボランティア求人がこちらに登録されていますが、大きな国際行事などは、イベントホームページなどで募集が行われることも多く、関心のあるボランティアがある場合は、ホームページをよくチェックしておくことも必要です。 釜山の留学生に特にオススメしたいボランティアは、釜山国際映画祭や、私も参加した釜山国際広告祭など、国際行事の通訳ボランティアです。
今回私は、世界4大広告祭である釜山国際広告祭で日韓、英日通訳の6日間のボランティアをしました。大きな国際行事では、多くの外国人が訪れます。韓国と距離の近い日本人の来訪客も多く、ボランティアとして参加しても通訳として必要とされ、頼られる場面が多いです。そのような状況下で通訳をしながら、自分の言語の実力を確認するとともに、向上を図る良い機会となりました。
これから留学される方も、特別な経験を積み留学生活を充実させるために、自分の関心のあるボランティアに参加されることをオススメします。