Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東亞大学校
2013年8月号 国際文化学部 K.I

今月のマンスリーレポートでは、試験について述べる。今までに筆者が受けた試験は、語学堂の試験だけである。専攻の授業は9月からの2学期で受講するため、専攻の試験内容の記載についてはまた次の機会に述べる。

語学堂の授業は10週を一区切りとし、その期間の間に中間、期末の2パターンで試験が組み込まれている。つまり、5週間授業を受ければ中間考査、また5週間後に期末テストを受けるということである。初級クラス、中級1のクラスまでは会話を中心とした内容で教科書が構成せれているため、比較的に難しくもなく、正直日本の学生ならば試験で脱落することはない。

しかし問題は中級2からの試験である。今まで簡単な会話などを中心にしてきていたが、このクラスからは内容が変わり、読み、文法、難しい単語や語彙を中心として授業が進められるためしっかりと勉強しなければ脱落もありうるであろう。筆者も2学期からは中級2のクラスへと進むため、専攻の授業とうまく並行しながら勉強を進めたい意気込みである。テストの内容は、会話、書き、読み、文法、聞き取りのテストである。この中でも会話のテストが筆者は1番驚いた。2分間程担当の講師と会話をするのだが、講師は質問だけをして返答はしないというものだ。正しい韓国語を話せているか、どの程度の速さで話せば良いか、先に試験を受けた友人に情報収集ができるかなど重要な点がいくつもあるので気をつけなければならない。

今月の自由テーマでは浦項について述べる。筆者は2泊3日で浦項に滞在したのだが、目的は日本から来ていた友人に会うためであった。その友人は在日韓国人なのであるが、韓国のバスケットボール大会に招かれており、日本代表として滞在していた。筆者も現在バスケサークルで活動しているため、他の地域でのバスケの大会に興味があり、試合も観戦したく足を運んだ。

当初の考えでは浦項に付いたら試合を観戦し、そのあと友人に会えばその後は、どこかのチムジルバンにでも泊まろうと考えていたのだが、大会関係者の人達が危険だからといってホテルの1室まで用意し、試合後にあった宴会にまで筆者を招いた。その後も大会や試合後の食事など全てを共に行動し、懐の深さといい、暖かい歓迎を受け感動した。正直筆者は在日韓国人でもなく、ただ現在釜山に留学している学生なだけであるが、選手の友人であり、韓国のバスケ、文化を学ぶ学生として大変嬉しいとの言葉を受けた。普通では考えられないもてなしを受けたことに感謝し、また一緒に3日間行動した友人にも感謝申し上げたい。

そして友人と半年ぶりに再会したのだが、本当に故郷の人々と過ごす時間は楽しく、今では寂しさが残る程3日間が楽しかった。あと残された半年の留学生活を成し遂げ元気に日本に帰ろうと、また新たな決意が生まれた。

1つ面白いことがあったのだが、それは友人が筆者よりも韓国語を聞き取れなかったということだ。方言のため、いつもとは違う韓国語は分からないそうである。筆者は普段から釜山の方言を耳にしているため浦項でも大体は聞き取ることが出来た。方言の面白さ、不思議さにまた興味をそそられた。