Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東亞大学校
2013年10月号 国際文化学部 K.I

今月のマンスリーレポートでは、カルチャーショックについて述べる。韓国へ来てからのカルチャーショックは数え切れないほど経験してきた。全てを挙げることはできないのでいくつか印象的であった事を述べる。

まず人間関係において、人と人の心理的距離感が日本より遥かに近いことである。通常日本であれば、一般的に初対面の人とそこまで深く付き合える親密さは生まれないであろう。礼儀を重んじ、仲良くなるにしても段階というものが友達の間でもあるはずだ。

しかし、韓国では友達になったり、知り合ったりすると直ぐに親密な関係になろうとする行動がよく見られる。例えば、初めて会った次の日に遊びに行こうと誘ったり、そんなに親しくないと感じていた人が筆者とは仲良くなれたと感じたのか、筆者の私物を勝手に使ったりと、心理的距離が近い時は心の準備ができず驚く事が多くあった。いい意味でも悪い意味でもそのような場合があったが、今ではだいぶ慣れて逆に親密に接してくれる事をありがたいと感じている。

次のカルチャーショックは、街や施設が不衛生なところが多い事だ。特にトイレは日本と大違いで、トイレットペーパーを便器にながしてはいけないことは未だに違和感がある。そしてどこへ行っても汚いところが多く日本がどれだけ衛生的な国なのか実感した。

 

 

今月の自由テーマでは、筆者が現在取り組んでいる卒業論文について述べる。これは本来龍谷大学での取り組みだが、筆者が4回生であり、又留学中のため韓国で論文を作成する事を決めた内容である。ここでは、これから留学する上4回生で留学に行くという人の助けになる情報となれば良い。

卒業論文は4回生の12月初旬までが締め切りである。龍谷大学でセミナーの講義を選択している者であれば、必ず提出しなければならない。筆者のような場合は、遠隔操作といってゼミの指導員とメールを通してどう取り組めば良いか、期限はいつまでか、といった情報交換をしながら作成している。

現在も取り組み中なのだが、考えていたよりも難しく、又日本語を使う習慣が減っているため、きちんとした日本語が作られない時があり苦戦している。

他にも苦戦している事は、日本語の参考書が学校になくネットでは検索できても読めないといった物があり不便なことがある。この点だけは気をつけるべきである。

良い点としては筆者が取り組んでいる内容が韓国人についてなのだが、直接現地で韓国人にアンケート調査をしながら論文が作成できる点だ。セミナーでも専攻が韓国であるためやりたい研究が一致していて良かったと感じている。残った時間は少ないいが、きちんと完成させて単位を取得したい心境である。