Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東亞大学校
2012年3月号 国際文化学部 E.S

 オリエンテーションについて

リエンテーションは2度行われました。まず1度目は、日本人留学生とそのバディの韓国人学生が小さな教室に集められ、韓国語の授業や奨学金などについての重要な説明がありました。担当の先生は韓国語と日本語で話してくださったので、容易に理解することができました。また、このときにバディの学生さんに手伝ってもらいながら必要な書類を作成したり、学部の授業を選んだりしました。この日のオリエンテーションは自由な雰囲気で、他の日本人学生や韓国人学生と初の顔合わせだったため、良い交流の場にもなりました。その1週間後に2度目のオリエンテーションがあったのですが、広い講堂に外国人留学生全員が集められ、韓国語講座の先生方の紹介や行事についての説明がありました。その後日本人学生だけで別の教室に集まり、授業に関する説明が少しあった後、韓国語講座のクラス分けのテストが行われました。テストは主に筆記試験で、各自のレベルに合わせた難易度の問題が配布され、先生がその場で採点をし、すぐにクラスが決定しました。また学部の授業のほうはその1週間前から始まっていたのですが、それらを受講する人たちは韓国語講座の時間帯がわかっていなかったため学部の授業を選ぶ際苦労していましたが、仮に履修登録をしてしまっていても、韓国語講座の授業時間が確定してから登録の変更は可能ということでした。

 

 

 

環境について(大学施設、サービス、住居、街並みについて)

 

私たちが勉強しているキャンパスが東亜大学の本部なのですが、山の斜面を利用して建てられているため坂が多くあります。特に私たちが生活する寄宿舎は、日本では見たことのないような急斜面を登ったところに位置しており、最初に見たときはとても驚きましたが、大学と寄宿舎を往復するスクールバスが無料で運行しているので通常はそれに乗って移動します。また、バスは10~15分間隔で運行していますし、このバスに乗っていると最寄りの地下鉄駅まで行くことができるので大変便利です。大学内には売店があり、食べ物やノートなどを買うことができます。また、銀行もあるのでそこで口座を開設することもできました。食堂もいくつかあり安く食事ができるのですが、お昼は学生たちでとても混雑します。寄宿舎には小さな売店や銀行ATM、洗濯機、ウォータークーラーなどの設備があります。部屋は床暖房やエアコンの設備がありますが、エアコンは冷房のみなので冬は少し寒いです。大学近くには飲食店、コンビニなど様々な施設が充実しているので、時間のあるときに食事をしたりカフェに行ったりしています。また大学から徒歩20分ぐらいのところに大きなスーパーがあるので、食料品はもちろん、日用品もなんでも揃うのでとても便利です。釜山での主な交通手段は地下鉄とバスです。交通費は日本より安くて便利なのですが、バスは運転がとても荒いため、私はよく地下鉄を利用するようにしています。

 

 

バディ制度について

 

東亜大学では、韓国人学生が外国人留学生の世話をしてくれるバディという制度があります。バディは半年間、私たちがわからないことをいろいろ手助けしてくれます。まず、渡航した日に空港まで迎えに来てくれ、一緒に布団を買いに行ったり学校の施設を案内してくれたりしました。私のバディの学生さんは日本語がとても上手で、会話に困ることはありませんでした。また銀行口座の開設や外国人登録書の手続き、携帯電話の契約、健康診断にも付き添ってくれて、とても心強かったです。渡航して授業が始まるまで1週間程度休みの期間があったのですが、そのときに釜山の観光名所にいろいろ連れて行ってくれました。今でも週に1回程度会って食事をしたり、遊びに行ったりしています。また、1か月に1つミッションが与えられてそれを一緒にこなしたり、学校側が企画するイベントをしたりもします。私たちは普段韓国人と触れ合う機会が少なく、主に韓国語講座でクラスが同じ外国人たちとしか交流がありません。そのためバディの方と会うことはとても良い経験になるし、楽しいです。また、日本人を担当しているバディの方々は皆日本に興味のある人ばかりなので、日本と韓国について文化交流もできていつも会話が盛り上がります。このバディ制度は渡航する前に東亜大学に申請すれば誰でも利用することができますので、東亜大学に留学をされる方にはぜひ利用してもらいたいと思います。