Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東亞大学校
2011年9月号 国際文化学部 S.M.

◎  授業紹介

私は2学期からヨガの授業を受講し始めました。こちらで実技の授業を受講するのが初めてなのでとても楽しいです。先生のおっしゃる言葉は専門的な言葉が多く、わからないことも多いですが、実際に動きながら説明を聞くとなんとなくですが、理解できて勉強になります。授業は夜間授業なので、夜の8時半から10時まで行われます。それなので、あまり生徒の数は多くありません。生徒数が少ないので先生との距離が近く、運動しているときにも先生がひとりひとりの動きをチェックしてくれます。この授業では最初に個人の身長・体重・体脂肪率・血圧まで測定して、そのデータを提出し、最後の授業時と比較します。また、試験は実技ですが、途中にヨガに関するレポート提出もあります。これは、運動ばかりでなく、ヨガがいかに健康を保つために良い影響を与えるのかを学習できる良い機会です。しかし、このように専門用語の多い教科なので、レポート作成も簡単ではありません。私も含め、留学生の受講者たちはとても苦労して書いています。授業では毎回、普段はしないような体に負担のかかるポーズをたくさんするので、次の日からしばらく筋肉痛に苦しめられます。でも、体を動かすことの少ない留学生活でとてもいい運動になっていると思います。ヨガが留学生活の健康につながっていけばいいと思います。

◎  治安、危険に感じたこと、トラブル等について

釜山に来る前まではこちらは日本に比べて治安が悪いという話を耳にしていたので、とても不安でした。しかし、実際にこちらで生活してみると特に治安が悪くはなく、日本と変わらないという印象を受けます。しかし、釜山は交通事情があまりよくなく、バスやタクシーの運転が乱暴なので最初はとても驚きました。釜山の生活に慣れた今でも車や交通ルールにはとても気を配って暮らしています。また、危険やトラブルという程ではありませんが、タクシー会社の規定がゆるいのか、客との距離を詰めすぎるタクシー運転手がいるので女性は気を付けたほうがいいと思います。私も一度、携帯電話を取り上げられ、番号の交換を強要されたことがあり、怖い思いをしました。電車の中でも日本人ということで執拗に絡んでくる方もいらっしゃるので、相手にせず、無視するのが一番だと思います。このようにたまに困惑するような事態に陥ることもありますが、釜山の方はとても親切な方が多く、道で困っていると声をかけて下さる方もいらっしゃいます。私は、釜山に来て大きな危険やトラブルに巻き込まれることなく、平和に暮らしています。

◎  学祭について

9月24日から28日まで東亜大学の学祭でした。こちらの学祭は日本のものとは違って学校の授業がある中で行われるので、本格的にお祭りが始まるのは午後6時からです。お祭りではさまざまなサークルがお店を出していて、その全てのお店でお酒を飲むことができます。私たち日本人留学生もこの学祭に参加し、お店を出しました。私たちは、語学堂の他の国の留学生たちと同じお店でお好み焼きとコロッケを作りました。お店を出したのは、たった2日間でしたが、準備がとても大変で準備だけでとても疲れてしまいました。店では金曜日にサービス係として働きましたが、次の日がお休みということもあり、夜中の3時まで働きました。日本では考えられないことなのでとても驚きましたが、夜遅くまで日本人やほかの国の留学生たちと力を合わせて働いたので、一致団結した感じがして、最後には達成感を感じることができました。また、学祭には韓国の有名な歌手たちがやってきてコンサートを行なったので、それにもとても感動しました。人生のうちで一度だけの韓国での学祭を一生懸命働いて、満喫し、思い出に残るものに出来たと思います。