Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東亞大学校
2011年5月号 国際文化学部 S.M

◎日本から持ってきたら良かったと思うもの

韓国では基本的な日本の雑貨や生活用品は手に入るので、あまり不便をすることはありません。その中で、私が持ってきたら良かったと思ったものは充電池とその充電器です。電子辞書を使う際に電池が必要ですが、韓国で電池を購入すると少し高いので充電池があれば便利だと思います。また、タンブラーや水筒類があれば、寮や学校にウォーターサーバーがあるので水を持ち運ぶことが出来て便利だし、経済的だと思います。韓国だけでなく外国生活が続くと日本食が食べたくなります。そんな時のためにインスタントラーメンやふりかけ、しょうゆ・マヨネーズなどの調味料があれば、本当にいいと思います。

服もたくさん持ってくる必要はありませんが、下着や防寒具など必要な物は少し余分に持って来ておいた方がいいかもしれません。また、風邪薬、目薬、のどに吹きかけるスプレーなどの薬類はこちらで処方してもらった薬が体に合わないこともあるので必ず多めに持ってきた方がいいと思います。韓国に来て、のどの調子が良くないことが多いです。黄砂や空気の乾燥によるものです。のどのイガイガ感を取るための吹きかけるスプレーなどもあれば本当に便利だと思います。そのほかの大概のものは、街で手に入ります。

◎現地学生、友人について

現地の学生たちは3月から6月末までの授業の中で中間・期末、2回の試験を受けます。この試験は暗記することが多いらしく、試験前になるとみんな図書館や自習室にこもって夜遅くまで勉強しています。このような光景を見ているからか、日本人の大学生たちよりも大変そうだという印象があります。

1学期の韓国語のクラスでは中国をはじめ、台湾、モンゴル、キルギスなどいろいろな国の人と出会いました。みんな文化は違いますが、とてもいい人たちばかりです。韓国もそうですが、中国でも日本の映画やドラマ・アニメが視聴されているようで、よくこのような話題で盛り上がります。文化の違いでいえば、キルギスの人たちは宗教上の理由でブタを食べることができません。また中国人の女の子たちは化粧をしない人が多いようです。そのせいなのかはわかりませんが、肌がきれいな人が多くてうらやましいです。

韓国や中国、台湾の友人を見ていて思うことは、人と人の距離が日本人よりもかなり近いということです。女の子同士、男の子同士でも腕を組んだり、肩を組んだり、手をつないだりすることは日常的に見られる光景だといえます。私も友人に手をつながれることがありますが、なかなか慣れることが出来ない習慣だな、と思っています。しかし、文化や生活習慣が違っても、毎日一緒に勉強していれば自然に親しくなっていくので問題はないと思います。

◎自由テーマ

3月から始まった韓国語講座の1学期が今月の中旬に終了しました。講座が始まった頃は違う国の学生たちばかりで不安だし、授業も付いていくのに必死で大変でした。しかし、日が経つにつれて友達や知り合いが増え、行事に参加していくうちに不安が消えて、毎日を楽しく過ごすことが出来ました。

1学期は留学生の体育祭をはじめ、スピーチ大会、留学生の交流会などさまざまな行事がありました。どれもクラスメートや他のクラスの人たちと仲良くなる機会となりました。授業は毎日宿題が出たり、予習をしたり、テストがあったりとしんどいこともありましたが、それを終えるごとに達成感があって、一つ一つ自信となりました。

次の夏学期までの3週間は、授業期間には出来ない旅行や一時帰国をしたいと思います。旅行は釜山とはまた違った韓国の街並みを知る機会となり、いい経験になると思います。

4月に慶州に日帰りで行ったときには街中の桜並木と韓国の遺跡に感動しました。街並みも昔の韓国を思わせるようなもので、タイムスリップしたかのような印象を持ちました。

これからも学校のさまざまな行事や友達との旅行に参加して、日本にいる時には出来ない経験を積んでいきたいと思います。