Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東亞大学校
2011年4月号 法学部 Y.T

★授業紹介 1 (受講している科目について)

 私は大学院生ですが、東亜大学では全学部の授業を受講することができ、私は政治外交学部の「韓国政治論」という授業を受講しています。韓国語講座の授業は私が住んでいる寮もあるハダンキャンパスにありますが、政治外交学部が所属する社会科学大学はブミンキャンパスにあります。ブミンに行くにはハダンから出ているシャトルバスに乗るか、路線バス、地下鉄で40分ぐらいかかります。授業は毎週火曜日と水曜日の夜7:15~8:30で、すべて韓国語で行われ、先生が毎回パワーポイントをホームページにアップしてそれが教材になり、それを詳しく説明していきます。植民地時代から独立を果たし、朝鮮戦争で韓国が建国され、歴代にわたる大統領の政治活動、市民の民主化に対するデモの数々など、現代韓国政治を詳しく勉強することができます。また、夜間大学の授業ということもあり、40人ほどの受講生で、時間があればディスカッションなども行われ、学生もみんなとても意欲的です。韓国の現代政治を学ぶにあたっては、日本との関係についても詳しく学ぶことができます。日韓基本条約について学んだ時も日本という国を相手国側から見ることができ、客観的に学ぶことができました。また、ディスカッションにおいては、学生も歴代の大統領に対しては肯定的、否定的な意見も飛び交いとても興味深いものでした。

 

★カルチャーショックについて

 バスやタクシーに乗るときや、レストランや食堂に入るとき、お店で何かを買う時でも店員の接客態度が気になります。日本のサービス業が普通だと思っていたら、韓国での接客は本当に愛想がなく、時には客に向かって怒鳴り散らすこともあるので驚くかもしれません。私は海外に1年ほど住んでいた経験があるので、それには本当に慣れましたが、バスの運転手がお客さんとけんかのようなやり取りをすることは日常茶飯事です。また、食堂に入っても、注文を早く聞きたいのでせかして来たり、客のいる前で掃除をしたりすることもあります。ですが、そんな人たちばかりではなく、すごく愛想のいいタクシーの運転手や食堂の方もいらっしゃいます。どのような態度がスタンダードかはわかりませんが、日本をすべて基準にしてしまうと生活しづらくてストレスがたまるのではと思ってしまいます。

 だから、「郷に入っては郷に従え」とあるように、すべてを受け入れる気持ちで行けば、不快に思った接客態度でも新鮮に思えるかもしれません。私は、今では本当にどってこともなく、驚くこともありませんし、わからなければ周りにいる人に尋ねれば絶対教えてくれます。韓国は、日本より周りのみんながとても親切なような気がしていますので、あまり考え込まないことが一番だと思いました。

 

★自由テーマ

 寮は二人一部屋で、シャワーとトイレがついていますが、時々シャワーのお湯が出ないことがあります。時間制限があると寮の方から聞いていたのですが、その時間外でもお湯が出ることもありますし、時間内でもお湯が出ないこともあります。これは故障ではなく、みんなが一斉にお湯を使ってしまうと出なくなるような形だと思っています。なぜなら、出なくなってから15分ぐらいたてばまた温い湯が出てくるからです。私はいつも朝にシャワーを浴びるのですが、朝に水しか出ないときはお湯が出るまで入ることができませんでした。韓国ではない海外に住んでいた時も水不足でお風呂は短めにしてほしいとホストマザーに言われたことがあったので、海外の水事情は少し日本とは違うのだと思いました。

 初めは二人一部屋であることに不安を抱いていましたが、2か月もたてば慣れてきます。ちゃんと自分の時間を作ろうと思えば作ることができますし、寮生活ならではの友達を作ることができます。また、寮に韓国人学生も多くいるので友達を簡単に作ることもメリットだと思います。私は、洗濯室で偶然話しかけてもらった韓国人学生とメールのやり取りをして、遊びに行きました。

 私はあまり、留学に来ているので自分のできること以上にやってみようという風に張り切って思わないようにしています。今の自分の身の丈に合ったことを精いっぱいやろうというスタンスで、あまり力まず留学生活を送ろうとずっと思っていました。海外にいるからと言って、一日一日を無駄に過ごさないようにと力を入れすぎるとどこかでパワーオフするので一日一日楽しく過ごせることをモットーにこれからもやっていこうと思っています。