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東亞大学校マンスリーレポート

東亞大学校

2010年7-8月号 国際文化学部 H.Y

レポート作成国際文化学部 H.Y

この夏休みの期間に、私は二つの国際大会のボランティアを経験しました。

まず一つ目は、7月末から8月初めにかけて行われた第8回プサン国際青少年柔道・文化フェスティバルです。この大会は、LAオリンピック柔道金メダリスト、現在東亜大学体育学部教授のハ・ヒョンジュ教授の主催で毎年行われているものです。

私はこの大会に、日本語の通訳ボランティアとして参加しました。参加するにあたっては簡単な面接がありましたが、私は日本語がネイティブだということでその場で採用して頂けました。日本語の通訳は私以外にも8人程いましたが、私はその中で日本語総合担当としての役目を任され、開会式や閉幕式の日本語司会や日本人選手・監督らの引率、リクレーションでの司会の同時通訳などをしました。

この大会のボランティアは、一言で言うと本当に大変でした。

その理由としてはまず、日本人の数が非常に多かったことです。日本から参加した高校生選手らは大会に参加する選手全体の半分を占め、それに加えて監督やコーチなども多くおられたので、日本人は100人以上来たと思います。

それに、私が日本語ネイティブということもあり、日本人たちは言いたいことを全部私に言い、韓国人たちは日本人に伝えたいことを全部私に頼むという、ひとり真ん中ではさまれた状態で非常にきつかったです。日本語の通訳はたくさんいましたが、やはりみな学生ボランティアで自信がなかったのか、ネイティブの私が引き受けることが多く大変でした。

しかし、何よりも精神的につらかったのが、大会の計画性のなさでした。韓国は、大きな大会でも日本みたいにきっちり計画を立て、正確な指示を出す、というようなことはほとんどないようです。一応だいたいの予定はありますが、上の人の指示がバラバラであったり、いきなり変更したりするとその度に説明するために飛び回り、謝ったりと本当にてんてこ舞いでした。大会の期間はたったの5日間でしたが、顔がげっそりするくらい毎日走りまわり働きました。

このように、大会に対しての不満も少しありましたが、しかしそれ以上に、本当に多くのことを学ぶことができました。

まず、初めて「通訳」という仕事を経験し、通訳の実際の現場がどのようなものであるかを少しだけ知ることができました。これまで友達同士の通訳や通りがかりの人を助けるため通訳をすることはたまにありましたが、このような公式的な場での通訳はそれとは全く違い、ほんとに難しいことばかりでした。特に、司会の同時通訳はその場で的確な単語や表現で通訳しなければならないのに、直訳して言い回しが不自然になってしまったり、その場で単語が思い浮かばず後で思い出したりと何度も悔しい思いをしました。

しかし、実際に通訳をすることで、事前の準備が非常に大事であること、日本語の敬語表現をもう一度きちんと学ばなければならないこと、そして自信がなくてもはきはきと大きな声で喋らなければならない事などを学びました。今回は頼れる相手がいなかった分不安な部分もありましたが、たとえ完璧ではなかったにせよ一人で頑張ったことで自分に少し自信もつきました。

 

 

そして次に参加したのが、8月23日から28日にかけて行われた第3回釜山国際広告祭です。この大会はまだあまり有名ではありませんが、5年の間に世界の4大広告祭へ成長することを目標としており、今年は世界41カ国から5437作品が出品され、一般来客数も2万7000人を超えるなど着々と規模を拡大しています。

この大会にも、私は日本語の通訳として参加しました。この大会も、柔道大会と同じく計画性があまりなかったので色々と振り回されはしましたが、ちょうど寮を出なければならない期間だったので、大会の会場であるヘウンデグランドホテルに無料で泊まらせて頂くことができラッキーでした。

私がこの大会で学んだことは、第一に英語の必要性です。国際大会では、たとえ開催場所が英語圏でなくても英語で進行したり資料を配られたりすることが多いと思います。今回の大会でも、審査や会議などほとんどが英語で進行されたため、私が通訳の仕事をすることはほとんどありませんでした。国際大会などに参加する外国人らは、(日本人も含め)ほとんどが英語が話せるからです。従って簡単な会話や説明くらいは英語でできないと、状況が把握できないだけでなく恥をかくことになると思いました。

また、初めて韓国人とともに仕事をするという経験もできました。もちろんボランティアと実際の仕事は異なると思いますが、韓国人の仕事の仕方や指示の出し方、仕事に対する考え方が日本人とは異なる部分が多くあるなと感じました。些細なことでも、私にとっては大きなカルチャーショックで、理解できないことがたくさんありました。しかしそれも、文化の違いなのだと楽な気持ちで受け取ることが大切なのだと知りました。

そして何よりも、この二つのボランティアを通して生まれたたくさんの出逢いが、今回得ることのできた一番の宝物だと思います。柔道大会では、一緒に働いた韓国人学生ら、体育学部の先輩、教授、高校生の柔道選手たち、また広告祭では遠い国から来られた著名な審査委員の方々、大会の顧問や日本人の参加者など、様々な人と触れ合うことで自分の視野を広げることが出来たと思います。

ただひとつ残念だったのが、あの有名な釜山国際映画祭や、今年はG20首脳サミットなどもボランティアを募集していたのに、ほとんどが5月頃に締め切られており応募できなかったことです。もし留学に来てボランティアを経験したいのであれば、早めに調べておいた方がよさそうです。

私にとって今年の夏休みは、ボランティアで始まりボランティアで終わった夏休みでした。その他にも日本への一時帰国やソウル旅行などもありましたが、ほとんど記憶にありません…それくらい、私にとって非常に濃く意味のある時間を過ごせたのだと思います。つらいこともたくさんあったし、泣きたい思いもたくさんしましたが、今考えると全部が私にとって意味のある時間だったと思います。そして、将来の夢に一歩近づけた気がします。

もし機会があれば、また是非参加したいです!!!

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