Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東亞大学校
2010年5月号 国際文化学部 K.M

■ 日本から持ってきたら良かったと思うもの

 私は参考書をもっと持ってくれば良かったと思いました。語学を学ぶ上でいくら文法を知っていても持っているボキャブラリーが少なかったら、会話する事の負担になると思います。私は韓国語単語の参考書を1冊持ってきていたのですが、それを終えたので本屋に買いに行きました。日本の本も取り扱っている大きな本屋でも、日本語で書かれた小説や漫画などはあっても参考書となるとほとんど置いてありません。友達は、日本の通販サイトで注文して日本の実家から韓国に送ってもらっていました。参考書は今の自分のレベルに合うものとその1つ上のレベルのものを持って来ておくべきだったと思いました。

 あとはノートPCが必須だと思います。パソコンがあればドラマも映画も見れるし、日本の友達と電話したりチャットしたり、留学生活でしんどいなって思うことがあっても好きなバンドのDVDを見てを励まされ元気をもらうことも出来ます!

 そして、日本食は韓国では割高ですが扱っている店が結構あります。私はお菓子をたくさん持ってきたのですが、韓国のお菓子も美味しいし、日本とほぼ種類も変わらないので特には持ってこなくても良かったと思いました。

■ 現地の学生について

 私の語学堂のクラスには中国人が多いのですが、中国語を話すスピードが速くて怒っているように聞こえて、初めは恐いなぁと思っていたのですが、一回仲良くなると故郷の家族や友達の写真を見せてくれたり、中国のお金をくれたりして、良く接してくれます。最近、彼らの会話を聞いている内に中国語を覚えました。ラーミェン(拉面)、クーアイ(可愛)まだまだですが、これからたくさん覚えていきたいです。

 何か問題が生じたら一人で抱え込まず皆で話し合う姿を良く見るので、助け合いの精神を強く感じます。楽しい時は楽しむしやる時はやるという印象を受けました!何よりも中国人は休み時間も授業中も良く喋るし、明るいです。

 
 続いて、韓国人のバディーや友達は皆とにかく面倒見が良い子ばかりで何事にも助けられています。私の友達は日本語を勉強している子がほとんどで、会う時には私が韓国語で話し友達は日本語で話して互いに教え合いながら話します。互いの国、言語に興味があるからすぐに仲良なることが出来ました。一人の友達は、私が勧めるバンドの曲を、自分の趣味とは正反対なのにipodに入れて聞いてくれていてとても嬉しかったです!

韓国人は、日本人より人と人の距離が近く感じます。特に私が住んでいる釜山の人柄は話の中にサトゥリ(なまり)があることもあって、洗練されている感のあるソウルよりももっと人情味があって暖かく感じます。友達と道が分からずにきょろきょろしていたらどこに行きたいの?と聞いてくれたことが3度程ありました。日本語を話せる人が予想以上に多くて驚いています。ソウルは日本でいう東京、そして釜山は大阪のようだと良く言われますが、私はこの表現がぴったりだと感じています!

面倒見が良い部分や、一回知りあえば近い距離で接してくれる部分に凄く好感を持ちました!

■ 野球観戦

 5月21日は釈迦記念日で祝日だったのでサークルの皆と野球観戦に行きました。釜山はプロ野球チーム「ロッテ・ジャイアンツ」のホームタウンで、本拠地である社稷(サジク)球場に行ってきました。このチームは応援が独特なんだそうです。

 試合は17時からだけど、席取りのために14時に球場に着いたので選手のウォーミングアップを見ることが出来ましたが、ファンにとってはとても嬉しいと思います。しかし私は誰が誰なのか分からず・・・研究してから来たら試合前も楽しめたことでしょう!球場に来ているほぼ全員がロッテ・ジャイアンツの応援なのですが、7回になると波を作ります。本部の方からスタートして球場内を3,4回人の波が回ります。球場中の観客が一体となるので団結力も生まれてその後の応援にもより力が入ります。

また、チームカラーのオレンジのビニール袋がだんだんと配られてきます。ビニールに空気を入れ膨らませて結び、それを耳にかけ頭の上にビニールが載った状態で新聞紙のポンポンを手に持ち応援します。日本では見かけないとても面白い光景です。また、野球観戦にはチキンにビールやピザやスナック菓子が欠かせないようです。帰りには、食べた後のごみをさっき応援に使ったオレンジのビニール袋に集めるのでとても効率の良いゴミ集めの方法だと感心しました。試合は3-2で負けたのですが勝ち負けよりも、応援が新鮮で面白かったです!