Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

大連外国語大学
2018年4月号 国際学部 M.T

環境について

・大学内施設と空気

大学内の施設環境は比較的良い方だと思います。図書館、体育館、グラウンドはもちろんカフェ、食堂、レストランもあります。例えば食堂は、三階建てでとても広く、メニューが豊富です。そのうえ値段も安く、だいたい200円前後で済ませることができます。食堂の向かい側に位置する综合楼という建物には、スーパーや雑貨店、果物店、通信会社、フードコートなどがあります。また、パソコンなどの電子機器が壊れたときに修理してもらえるところや、コピーができるところ、さらにはネイルショップや美容院まであるので、いってしまえば校内から全く出ずに生活をすることも可能です。私は中国に来るとき、生活用品などすぐ手に入るのかが心配でたくさん持ってきましたが、欲しいと思ったものはこの综合楼ですぐに手に入れることができるので、無理に日本から持ってくる必要はないかと思います。またスクールバスが出るため、郊外への買い物も簡単に行くことができます。

次に空気について書きます。大連は中国の中でも比較的空気がきれいだと聞いていました。たしかに全く気にならない日もありますが、それでもやはり日によっては空気汚染が気になる日もあります。特に大連は海から近く、風がとても強いため、風とともに舞う砂埃で空気が汚れているのが目でみてわかります。そのためマスクは必需品です。日本で一般的に売られているアレルギーや花粉予防のマスクではPM2.5対策はできません。そのため必ずPM2.5対策のマスクを買うようにして下さい。私は日本で買って持ってきましたが、中国でも手に入れることができます。

 

中国生活の中で感じた便利な点

日本にはない中国の便利な点を紹介します。1つはお金の支払い方です。中国では、買い物のお会計時は「支付宝」や「微信」というアプリで支払うのが主流です。この2つのアプリは自分の銀行口座と連携させることができます。このアプリでお店側のQRコードを読みとって支払い金額を入力するだけで、自動的に自分の銀行口座からお金が引き落とされ、相手に送金するという仕組みになっています。現在の中国ではほとんどの場所でこのアプリを使った支払い方法を利用しています。もちろん現金での支払いも可能ですが、例えば10元の買い物に100元などの大きい額を出すと、お釣りがないからと拒否されたり、嫌がられることもあるので現金はあまり使いません。いちいち財布を持ち歩かなくてもスマホ1台さえあれば買い物ができるので、とても便利です。

もう一つは、寮からでも食堂内にある店舗のデリバリーができる点です。日本の大学ではあまりないと思いますが、この大学では食堂内にあるほとんどの店舗がデリバリー対応をしています。そのため、スマホで注文すれば、すぐに出来たてのおいしいご飯を寮まで配達してくれます。雨が降っている、体調があまり優れない等の理由で外に出たくない日でも、自分の部屋で食堂のご飯を食べることができるのでとても便利です。

 

左:宿舎前のレストラン   右:综合楼内