Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

大連外国語大学
2018年10月号 国際学部 M.K

カルチャーショックについて

ここ大連に来て一番カルチャーショックを受けたのは、ウィーチャットや支付宝などの携帯アプリの普及率の高さです。ウィーチャットとは、日本でいうLINEのように無料でチャットや電話をできるアプリで、銀行と連携してお金を払うこともできます。支付宝はチャット機能などはなく、お金を決済するためだけのアプリです。支付宝の方が使用範囲が少しだけ広いと思います。中国ではほとんど現金を使わず、ウィーチャットか支付宝の電子マネーで決済します。スーパー飲食店以外にも、タクシーを乗るにも、ホテルや飛行機を予約するにも全てこの電子マネーで決済します。割り勘をするときもチャット上でお金を送信できるので、とても便利です。電子マネー決済はQRコードを読み取るか、読み取ってもらって、買った値段を打ち込み暗証番号を打って支払います。電子マネー決済だけでなく、いくつかの飲食店では、ウィーチャットで机に貼ってあるQRコードを読み取って、そこから注文するというシステムを取り入れている店もあります。

またタオバオというネットショッピングも中国では主流になっています。日本のネットショッピングは色んなサイトがあり、決済方法もコンビニ決済やクレジット決済などたくさんの支払い方法があり少し複雑ですが、中国では、主にタオバオが主流で決済方法も先ほど述べた支付宝のみの決済でき、とても便利でかつお店に買いに行くよりも安い物が多く、さらに大体三日くらい届くので、大多数の人がタオバオで買い物をしています。(今日全身タオバオで買ったもの!という人も少なくありません。)しかし、電子マネーだと、どれだけお金を使ったかわかりにくい傾向があると思うので、使いすぎないように注意が必要です。中国では携帯一つでなんでもできる世の中になっているという点で私は大きなカルチャーショックを受けました。

運動会について

11月26日金曜日に、大連外国語大学全体で行われる運動会がありました。今までで一番大きな規模のイベントであったなと思います。中国の学生は一年生が主に参加していて、それぞれの学部ごとでチームになり、競い合っていました。競技種目は主にリレーや100m走、200m走、高飛びなどの陸上競技のみで、玉入れや綱引きなど日本では運動会の定番といえるような種目はありませんでした。どの選手も一生懸命頑張っていました。またこの運動会のもう一つの目玉はダンスでした。たくさんのチームが運動場の真ん中で様々なダンスを披露していました。どのチームもとても素晴らしかったです。これらの競技やダンスの参加は留学生は強制ではなく、参加したいという人のみが参加できる仕組みになっていました。私自身3000m走の種目に参加してみて、久しぶりに走ったのでとてもしんどかったですが、良い経験ができたなと思っています。中国の学生はみんなすごく速くて体力もあり、とても驚きました。
また、中国の学生は運動会が始まる何日も前から朝も夜もずっと応援の練習やダンスの練習をしていたので、当日の応援団の迫力やダンスのクオリティーの高さにはとても驚かされましたし、感動しました。勉強においても運動会といったイベントにおいても、何事にも真面目に一生懸命取り組む中国の学生の姿はとても素晴らしいなと感心する一方で、私もこんな風に頑張らなければならないなといつも啓発させられます。