Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

大連外国語大学
2017年1月号 国際文化学部 T.S

「この留学を振り返って」

約一年間中国で過ごしてみて様々なことを感じ、そして学びました。それは自分にとってかなり有意義なものになったと思います。これから留学に行く人が羨ましいほどです。

今回はそんな留学生活を振り返ってみたいと思います。

大連に着いた3月当初、まだ凍えるほど寒く路肩には雪が積もっていました。そこから一週間ほどの間に入学手続きやクラス分けテストなどを行い、やっと授業が始まります。最初のうちはすべて中国語で行われる授業についていくのがかなり大変でしたが徐々に慣れていきました。生活面でも初めのほうはおなかを壊したりする日がたまにありましたが、それも徐々に減っていきました。あっという間に一か月、二か月と過ぎてゆき7月に入ってすぐ夏休みになりました。夏休みにはキャンパス内にあるほとんどの店が閉まり中国人も地元に帰るのでほんとに閑散としています。僕も夏休みに入ってすぐにお父さんが働いている安徽省に行き、そこで何日か過ごしてから日本に帰りました。日本では20日ほど過ごし上海、北京などを一人で回って大連に帰りました。大連に帰ったもののまだ夏休みだったのでほとんど店も開いておらず、学校の前のカフェに毎日通っていたことを懐かしく思います。

後期に入りしばらくして、大連留学生社団に入ったことでかなり充実した生活になりました。大連留学生社団に関しては11月号で触れているので興味があれば見てみてください。後期はめまぐるしく時がすぎほんとにあっという間に帰国日を迎えました。ありがたいことにかなり濃い1年間を過ごさせていただいたことをしみじみと感じています。

 

「留学前と比べて」

留学に行く前はかなり不安でした。実際に中国に行って生活するということが現実のことではないようにも感じていました。もしかすると今から留学する人で同じように感じている人もいるかもしれません。そんな人の気持ちが少しでも楽になればいいなと思います。

まず一番不安要素として大きいのは海外で暮らすということかなと思います。僕自身、一人暮らしさえ初めてなのに、それも海外でということでかなり不安でした。しかし実際のところ2人部屋だったので、結局のところ慣れてしまえば問題ないようにも感じました。

食の問題もなかなかに大きいと思います。やはり日本食は偉大です。とは言ってもさすがに中国。一応日本食はちらほらあります。おいしいところもそれはあります。中国料理に飽きた時は日本料理屋に駆け込みましょう。

しかし何といっても衛生面でしょう。過去何度か書かせていただきましたが、お世辞にも綺麗とは言えない場所がたくさんあります。綺麗好きの方なら震え上がるかもしれません。しかしそれが向こうのスタンダードなのかもしれません。単純に日本が綺麗すぎるんだと言い聞かせるほかありません。ちなみにそれすらも大概は慣れます。たまに大概を上回ってくることはありますが。特にトイレは、、

しかしまあ住めば都とはよく言ったもので、数か月もすればほんとに慣れていきます。ほんとうです。

そして一年はあっという間に過ぎていきます。その一年をどう過ごすかは自分次第です。面白くするのもまた、面白くなくするのも自分です。場所は関係ありません。楽しめる人はどこに行っても楽しめます。逆に楽しめない人はどこに行っても楽しめないかもしれない。どうかみなさんが前者である、もしくは今そうでなくても留学中にそうなることを願っています。