Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

大連外国語大学
2013年12月号 国際文化学部 K.T

・試験について

前期よりもクラスのレベルが上がったことによって、ひとつだったリスニングとスピーキングの授業が2つにわけられ、さらに翻訳の授業も加わりました。中間試験の科目は前期と変わらずベーシックの一教科だけでしたが、期末試験では2教科増えました。

難易度についてですが、クラスのレベルは上がったものの、前期と同じく授業をしっかり聞いていればある程度の点はとれるようになっていました。今回難しいと感じた科目は翻訳とリスニング、スピーキングでしょうか。日本ではこのような授業をうける機会が少なかったので勉強の仕方がよくわからず、少し苦労しました。それでも合格点を超えることができたので、やはり漢字を使う日本人は試験にも有利だと思います。

また、前例通り、成績優秀者には景品が送られます。

 

・バンド活動について

留学にきてすぐに始まったバンド活動が12月24日をもって終了しました。ボーカルとアコースティックギター2本の3人で編成された小さなバンドでしたが、この活動を続けてきたおかげでたくさんの人と関わることができました。

演奏場所は学校の路上でした。「試しにやってみよう」と軽い気持ちで始まったものなので、当初は曲数も1曲で一番だけ演奏する場合が多く、聴いてくれる人も知り合いや友達ばかりでした。

そんな風に始まった活動が、帰国するころには曲数も3曲フルで演奏するようになり、クオリティも上がり、聴いてくれる人も倍以上に増えました。毎回楽しみにしてくれる人ができたり、差し入れやプレゼントをいただいたり、事務所の先生方に顔を覚えていただけるようになったり、何度も大きなステージで演奏できるようになったりしたのも、もとはといえばあの時「やろう」と思い立ち、今日まで続けてきたおかげです。

バンド活動について、私は今日までずっとお遊びの一環のような認識でした。しかし今思い返してみると、この活動は私の留学生活において、下手をすると学習と同じくらい重要な役割を担っていたのだなと実感します。この活動のおかげで充実した留学生活を送れたのはもちろんのこと、様々な機会を得られたことによって、語学のレベルアップにも非常に大きな影響を与えてくれました。また語学に直接関係することではありませんが、人前に立って何かをする、あるいはみんなを代表して物事をスムーズに進めるなど、社会で役立つノウハウが身についたのもこの活動があったからです。

この時期に帰国することが本当に名残惜しくて仕方がありませんが、あの時一緒に始めてくれたメンバーをはじめ、毎回応援しに来てくれた名前も知らない友人たち、パーティーに参加する機会を与えてくれた先生方等、たくさんの人に感謝の気持ちでいっぱいです。