Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

大連外国語大学
2016年4月号 国際文化学部 T.S

「周りの環境について」

僕たちがいるキャンパスは旅順というところにある。旅順は海のすぐ近くにあるのですっごい風が強い。そのおかげで4月現在でも体感温度10℃以下の日がよくある。大学の周りには海鮮街と呼ばれる食べ物屋ストリート以外ほとんど何もない。かといって全然生活するのには困ることはない。なぜなら大学内ですべて揃ってしまうからである。

 

大学内のど真ん中にある総合棟という場所には文字通りなんでもある。生活用品はもちろんのこと、食堂、携帯ショップ、郵便局、、、挙げればきりがないほどたくさんの店があり、常に活気づいている。散髪だってできてしまう。となりの棟はまるごと食堂になっていてバラエティーに富んだ料理を食べることができる。だから本当に苦労はしない。

 

もし大学内で物足りなくなれば、海鮮街にいくもよし、バスで15分ほどの旅順市内にいくもよし。海鮮街にはおいしい店がたくさんある(らしい)。特に”火山”という日本料理屋はリーズナブルながら非常においしい。特に親子丼が、、旅順市内に行けば大きいショッピングモールがある。そこでは大学内のスーパーより安く買い物をすることができる。バスなら旅順市内まで40円(笑)もしタクシーでいったとしても4人で行けば1人100円ほどで済む。こっちの交通費はほんとに安い。

 

それでも物足りないときはスクールバスで1時間半かけて大連市内に行く。この交通費も往復で320円と破格の値段設定である。大連市内はほんとに目を見張るほどの都会である。高層ビルが立ち並び、人がせわしなく行き来している。現代的な建物も昔ながらの建物もあり歩いていて飽きることはない。と思ったらいきなり大きな公園が現れたりする。僕がふと立ち寄った労働公園は例えるなら京都の円山公園を何十倍にもしたような場所だった。すぐとなりにある大都会の喧騒から逃れたこの穏やかな空間で人々は太極拳をしたり、カラオケをしたりと思い思いに過ごしていた。なんとも素敵な場所を知ってしまった。留学生活に行き詰ったときはまたこの場所に帰ってきたい。

 

 

「お金について」

まず初めに中国のお金の単位は元です。1元約20円程度で計算してもらって大丈夫かと思います。ここでは中国の物価や自分たちが月にどのくらいお金を使うのかについて紹介します。

 

中国の物価についてですが先ほども述べたとおり日本と比べてかなり安いことが多いです。特に交通費や食べ物はほんとに安いです。例えば大学内で昼ご飯を食べるとき、10元もあれば満腹になります。量もかなり多いので来た当初は食べきれないことも多々あるくらいでした。だから、食費は安くつきます。僕自身の場合、朝は日本から持ってきたカロリーメイト的なので済ますので、だいたい昼に10元、夜に10元~15元ほどで済みます。その他、水を買ったり、お菓子を買ったりするので食費だけで言えば一日40元ほどです。夜どこかに飲みに行ったとしても40元もあれば十分かと思います。

 

その他使うお金としては携帯代があります。こっちに来て、ほとんどの人が中古のスマホを購入します。中には、日本の携帯でWi-Fi環境でのみ使っている人もいますが、いざという時に連絡が取れなかったりするのでやはり不便です。僕の場合は父からもらったSIMフリーのiPhoneにこっちのSIMをいれて使っています。こっちのSIMを使うことによって中国で使える電話番号を取得することができます。月々決まった支払い額はなく、自分が使う分をチャージしてなくなったら再びチャージするという形です。計算すると僕は一か月に2000円ほど使っているそうです。もちろんこの値は人によってさまざまでもっと抑えることも全然可能です。

 

これらから一か月の生活費を計算すると少なくとも1500元、つまり日本円で3万円は使うのではないかとおもいます。これはあくまで生活費だけなので宿代などを含めるともう少しかかります。それでも日本に比べれば相当安いと思います。