Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

チュラロンコン大学
2011年7月号 文学部 K.A

●授業紹介①

私の場合、前期に4教科選択することにしました。歴史関係の科目と上座部仏教についての哲学をとることにしました。クラスでは、全てタイ語なので理解するのに必死です。たまに宿題が出ても気づかないまま次の講義に出席してしまうこともあります。クラスに仲のいい友達を作って教えてもらうほうがいいと思います。宿題は、大体が英語(私だけではなくタイ人の学生でも)なので大丈夫なのですが、量はすごく多いです。今回は、歴史関係の授業について紹介したいと思います。私は、タイ、東南アジア、中国、韓国、日本についての歴史の授業をとっています。東南アジアの歴史(ศิลปะโบราณในสยามและเอเชียตะวันออกเฉียงใต้(Ancient art in Siam and Asia))の場合は、フィールドトリップの数がすごく多いです。月に二回は行きます。今までに、ペッブリー、ロッブリー、スコタイなどに行きました。直接見て確かめるというのが授業方針のようでかなりの遺跡を周ります。すごく楽しいです。一方で、ほかの学生よりも知識のなさを痛感させられます。例えば、仏像があったとしてこれは何美術の特徴を持っているとかタイの学生は知ってます。また、基礎知識があるので話し合っていることもハイレベルです。私の場合、日本の美術について聞かれても答えられる自信がありません。勉強しなければと思わされます。

●カルチャーショックについて

初めてのカルチャーショックは、道です。バンコクの中心にいるはずなのに道がぼこぼこなのにびっくりしました。ヒールのある靴なんかで歩くのはとても大変です。さらに、排水設備が整ってないのか生ごみの腐ったにおいがよくします。初めて来た時は我慢できずに吐きそうな気分になりましたが、今は大分なれて大丈夫になりました。また道にはよくごみが散らばっています。綺麗な町とはいえません。ネズミもゴキブリもたくさんいます。日本にいるときはネズミもゴキブリも隠れて生活しているためあまり見なかったのですが、タイのネズミとゴキブリは隠れないのでどこにでもいます。またタイ人のタイ王室への思いに驚きました。まず毎日8:00と18:00になると国歌が流れて急いでいても必ず止まって直立していないといけません。更に映画を見に行っても映画を観る前に王様の映像が流れてきて必ず立たなくてはなりません。そういうことをしたことがない私にとってはかなり驚きでした。またタイ人の時間のルーズさにたまにいらいらします。ただここで本当にいらいらしてしまってもタイ人には理解してもらえないのでいらいらした方の負けです。日本にいる時は、時間厳守が当たり前ですがタイでは時間に10分くらい遅れてもマイペンライで終わりです。自分も時間にルーズ暮らせるので楽だったりします。ただそれに慣れすぎるのは良くないと思っています。

●タイ人

今回は、私が感じたタイ人について紹介したいと思います。全体的にタイ人は優しいです。けれどすべての人がいい人というわけではなくて必ず悪い人もいます。それを念頭において最初は付き合わなければならないと思います。チュラの学生はほとんどやさしいです。わからないことがあって質問してもいやな顔せずに手伝ってくれます。それだけで知り合いになれたりします。またタイ人は一人で行動するのが嫌なようです。一人で何かをしてるだけでかわいそうにと言われたりします。私からしてみれば、いつも一緒に同じことをするのはかなり厳しいところがあると思うのですが、タイ人にとっては全く苦ではないようです。今はタイ人と生活しているのでできるだけタイ人にあわせる様に気をつけてます。またタイ人は、アルコールとタバコが嫌いです。特に女性がお酒を飲むのはだめなようです。仏教との関係があるようです。だからといってお酒やタバコが売られてないというわけではないので自由に買うことはできます。