Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

チュラロンコン大学
2010年11月号 文学部 Y.N

■授業紹介

第2セメスターで専攻した科目は、Cross-Cultural ManagementとLanguage and Cultureです。

Cross-Cultural Managementは、国々のディスカッションの仕方の違いや、運営方法、ストライキが起きやすい国と起きにくい国の違いなど、文化や人を通してManagement方法を学ぶ授業です。授業の合間に、Managementだけに限らず、学生が個々に調べてきた国柄を発表して、それをクイズ形式でみんなで当てたりすることもあり、授業方式はとても楽しいです。

次に、Language and Cultureですが、ここでは言語とは何か、文化とは何かを学びます。初回は縄文時代まで遡り、誕生してからの経過を順に勉強します。授業中はよくタイ語の問題も出題され、少し難しいときもありますが、学ぶ内容はとても興味深くておもしろいです。

■治安・危険を感じたこと、トラブル等について

特に危険を感じたことはないですが、タクシーでぼったくられることは頻繁にあります。行き先を告げると、それだけで外国人だと相手に知れてしまうので、値段を高く言われたときはすぐに別のタクシーに変えます。そのほかタクシーは、値段の問題だけでなく、運転手が道を知らないこともよくあります。いつもの道と違うと気づいたときは、すぐに運転手に確認するか何とかして目的地までたどり着きます。何かと問題が多いタクシーなので、自分が慣れた道や、よほどの事情がない限りは一人ではタクシーに乗らないようにします。

あとは、当然のことですが荷物の管理や、カバンのチャックは常に閉めて、すられないようにします。バンコクでは人がたくさん歩いていて、とても混雑しているので、ひったくりや掏摸には十分注意しなければなりません。

■自由テーマ[ローイクラトン]

タイの伝統行事ローイクラトンに行きました。「ローイ」は流すという意味で、 「クラトン」というのは、もともとバナナの葉で作った入れ物のことですが、このお祭りでは蓮の花等をかたどって作った灯篭のことを指します。紙やバナナの葉で作られた灯篭に線香、ろうそく、花等を入れて水に流すので、日本語では「灯篭流し」と訳されています。 このローイクラトンは陰暦12月の満月の夜に行われます。なので、今年は11月21日にありました。タイで有名なのは、チェンマイのローイクラトンですが、タイ全土で行われる行事なので、私はカセサート大学に行きました。大学内は学園祭のような感じになっていて、大学内の池にみんなで流しました。ロウソクが灯された灯篭がたくさん流れている光景は、とても幻想的できれいでした。