Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

チュラロンコン大学
2010年10月号 文学部 Y.N

授業紹介

前期は、Reading Fundamentals とAcademic Report Writingの2つをとりました。

まず、Academic Report Writingでは、レポートを書くにあたっての技術を学びます。全17週間でBasic 5 Paragraph Essay, Literary Analysis, Comparison/Contrast, Argumentativeの構成方法を学び、その都度課題としてレポート提出が課されます。Literary Analysisでは、宿題で毎週2、3の短い小説を読んだり、Argumentativeでは、少人数でディスカッションを行い、共同でレポートを完成させます。期末テストは、出題されたトピックについて、今までに習った構成方法を使ってレポートを書かなければいけません。出題される内容は事前に発表されないので、構成方法も大切ですが、その他にも語彙力や知識も問われます。

次に、Reading Fundamentalsでは、読解力や内容理解の力を伸ばします。授業中は、テキストを使って読解問題や語彙問題を解き(予習復習は必須)、また、全5回のリーディングディスカッションでは、本1冊分を読んでくる課題も出されます。中間テスト代わりに2回リーディングテストを行い、定期的に読解力をチェックされます 。授業中は、みんな積極的に自分の意見を述べ、生徒の発言を元に授業が進められていきます。

カルチャーショックについて

タイでは、午前8時と午後6時になると、公共施設やラジオ、テレビなどで一斉に国歌が流れます。そして、この国歌が流れている間は全員直立不動でなければなりません。駅構内や、大きな市場、店の店員などでも、その場にいる人全員が身動き一つせずに止まっています。その光景を初めて見たときはとてもびっくりしました。その他、映画館では映画が上映される前に国王賛歌が流れます。映画のスクリーンに国王を讃える映像が流れ、この国王賛歌が流れている間もまた、全員起立しなければなりません。

タイでは、至る所に国王の肖像画が置かれていて、国旗もたくさん並んでいます。日本では決して見かけることのない光景なので、とてもびっくりしました。

自由テーマ[タイ人から受けた面白い質問]

タイに来て、タイ人から幾つか質問を受けたのですが、たまに返答に困るものがあります。

「地震ってどんなの?」タイには地震がありません。なので、ほとんどのタイ人が地震を経験したことがなく、地面が揺れるのがどういう感覚なのか分からないみたいです。その通りに「地面が震える」と答えると、楽しそうだから一回遭ってみたいなど不謹慎な答えを返す人もいます。

「忍者って何?」タイでも、ゲームで忍者が起用されていたり、日本と言えばサムライ・ニンジャというイメージが強いみたいです。友人の一人が「忍者って何?何をする人なの?日本にいるの?見たことある?」と質問してきましたが、何ひとつ答えることができませんでした。今まで考えてもみなかったことなので、そこまで掘り下げて質問されても全く知識が無く、とても困りました。日本人以外が持つ疑問がとても印象的で面白かったです。