Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

中央大学校
2017年8月号 国際学部 Y.N

◎試験について

韓国の大学では、語学堂ではなく普通の大学の授業の場合定期試験は学期ごとに二度行われます。韓国の大学は前期・後期と分かれており、それぞれ中間試験と期末試験があります。日本の大学の場合、中間試験がなく学期末試験だけの大学が多いと思いますが、韓国の大学はほとんどが中間試験も行っています。韓国は日本に比べて勉強熱心の学生が多いと聞いていましたが、韓国に来て実際大学に通い授業を受けていると本当にそうだなと感じました。まず、授業中に居眠りをしている学生はほとんど0で私はまだ見たことがありません。そして、授業中に手を挙げて発言する人が日本に比べて多いです。韓国では授業中の評価と試験の評価を合わせて絶対値で成績をつけます。なので日本のように60点以上で単位がもらえるとは限らないのです。そのため学生は日頃の授業態度からきちんとしているのです。試験前になると学生はいつも以上に勉強熱心になります。一日中勉強するのは当たり前で、学校に泊まる生徒もたくさんいます。テスト前は学校も学生のために図書館や校舎、自習室を24時間開放したりと、学生の勉強をサポートしています。また、寮も普段は深夜1時が門限ですが、試験期間は24時間出入りすることができ、試験一週間前の日に全部屋に夜食を配ってくれます。韓国では学生の勉強に対して周りの環境からサポートしてくれるので、”勉強しろ”と言うだけの日本に比べてとても良い点だと思いました。

 

◎済州島

夏休みが二ヶ月ほどあり、韓国にいる間にソウル以外の都市にも行ってみたいと思い「済州島」に行って来ました。済州島は日本でいう沖縄のような存在で、韓国の本島から少し離れたところにある島で『東洋のハワイ』と呼ばれているリゾート地です。ソウルからは国内線飛行機で1時間ほどで行けるので国内旅行でも大人気の場所です。8月の初めに訪れたのですごく暑かったのですが、ソウルとはまた全然違う韓国を楽しめました。済州島では「黒豚」が有名で至る所にお店がたくさんありました。韓国料理で有名な「サムギョプサル」とは豚の種類が違って黒豚は脂がすごくきれくて、いくら食べても胸やけせず味もとても美味しくて、一度食べたらサムギョプサルを食べれなくなるほどでした。また、済州島といえば海ということで海水浴場や海岸沿いに並ぶカフェに行きました。本当に景色がきれいで海の色も透き通っていたので感動しました。またこの日は台風が来ると言われていたのですが、日本の方に反れたのでとても良い天気でさらに感動しました。済州島はソウルとは違って電車が通ってなく、移動はバスかタクシーです。ですが、バスが1時間に一本となかなか来なくて困ったのでタクシーで移動しました。韓国のタクシーは日本と比べて基本料金が安いのでよく利用されています。私が乗ったタクシーの運転手さんがとても良い人で、目的地に着くとこの辺はなかなかタクシーが捕まらないからと待っていてくれたり、おいしい黒豚のお店を予約してくれたりしました。済州島は美しい景色と美味しい食べ物と人の優しさで溢れた場所でした。