Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

アサンプション大学
2017年4月号 経済学部 K.N

【カルチャーショックについて】

受講している講義のプレゼンテーションのテーマに関わり、初めてカルチャーショックと呼ぶにふさわしい衝撃を受けたので、それについてお話ししたいと思います。私のグループのテーマは「Hazing in Thai University」というもので、タイ語ではラップノーン(Rab-Nong)と呼ばれるタイの大学における伝統的な文化についてでした。これは、大学に入学したばかりの新入生が上級生により課題を課され、新入生同士が仲良くなったり年上を敬う習慣づけを行ったりすることを目的に行われているそうです。私は日本でも行われるような新歓や、オリエンテーションのような和気あいあいとした雰囲気のものを想像していたのですが、実際はもっと厳しいもので、学籍番号を記憶したり辛いものを食べさせられたり、行き過ぎると事故にも繋がりかねないような場合もあるとのことです。毎年入学の時期になるとニュースなどで話題にあがるらしく、記事や写真はなかなか衝撃を感じるものでした。タイではこの伝統に否定的な考えを持つ人が多いのですが、なかなか根強く残っている伝統であり、大学側も管理に手をこまねいているそうです。今回のプレゼンも、そんな伝統に関し問題点や解決策を強調する内容でした。タイで学生生活を送っている中で、学生たちが先輩や先生を敬っている様子は、とても礼儀正しくタイの良いところだなと思っていましたが、その背景にこのような伝統ももしかしたら関わっているのかなということを感じるきっかけにもなったプレゼンテーションでした。

 

【語学学校について】

今月の自由テーマでは、留学生活ラスト2ヶ月で通ったタイ語の語学学校についてお話しします。私は、3時間/日×10日=計30時間のプライベートレッスンを選択しました。このコースでは1時間ごとに先生が入れ替わり、タイ語、英語、時々日本語を使ってテキストに沿ってタイ語を教えてくれます。マンツーマンで指導してくださるので、発音や単語の意味、ニュアンスなどをわかるまで聞くことができる他、雑談を通してタイの習慣や文化などを知ることもできました。ABACの今期のセメスターでは留学生が選択することのできるタイ語の講義がなかったのと、タイ語はやはり発音が難しいためプライベートレッスンという形でタイ語を勉強してみたかったというのが語学学校に通い始めた主な理由です。語学教室に通ったことで、友達との会話や、日常生活で使うタイ語の幅が広がり、より一層タイでの生活が楽しくなりました。

写真は授業のグループワークでマングローブへ植林に行ってきた時のものです。初めてマングローブを目にし、タイが熱帯地域に属していることを肌で感じることのできた1日となりました。