Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

アサンプション大学
2016年11月号 経済学部 K.N

 

【治安、危険を感じたこと、トラブルについて】

幸いにもこちらに来て危険な目にあったことはありません。みなさんがタイにどんなイメージを持っているかはわかりませんが、治安はそれほど過剰に心配しなくても大丈夫だと思います。わたしも初めてタイに来たときは、想像していたよりも遥かにインフラが整い、洗練された街並みに驚きました。しかしもちろん、夜遅くに一人で歩き回らないことや、貴重品の管理に注意を払うことに関しては、日本にいた時以上に気をつけるようにしています。タイに来たら、電車、バス、タクシー、時には船のような公共交通機関を使うと思いますが、タクシーに関わる注意点を少しだけお話しします。まず、こちらのタクシーにはカーナビが付いていないので、目的地に辿り着けるかどうかは運転手さんの力量次第といっても過言ではありません。英語は通じないことがほとんどなので、目的地の場所をタイ語で言えるようにしておくことや、タイ語表記の地図を見せたりするなど、なんとか工夫が必要です。しかし、行き先を告げて発進したはいいものの、やっぱりわからずにタクシーを降ろされる、という経験をしたこともあります。中には、道に迷ってもその辺の人に聞いてどうにか目的地に送り届けてくれようとする運転手さんもいますが、本当は、タクシーに乗る前にその場所を知っているか尋ねて、知らないようだったらそのタクシーには乗らない、というのが一番良い方法なのかもしれません。そして、タクシーに乗ったらメーターが動いているかを必ず確認し、動いてなかったら運転手さんに言うようにしましょう。初乗りが35baht(日本円で100円ほど)ととても安く、電車やバスも便利ですがやはり限界があるので、日本ではあまり乗らないタクシーもタイではよく利用するようになりました。

 

【なぜタイに留学したのか】

わたしは国際協力や貧困問題への関心から海外に興味を持っていたので、交換留学を視野にいれて学生生活を送っていましたが、最初からタイを希望していたわけではありません。きっかけは大学2回生の夏休み、スタディツアーでフィリピンへ、そして所属するゼミが主催する研究旅行でタイ・ベトナムを訪れたことにあります。わたしにとってはこれが初めての海外であり、目に映るもの全てが新鮮であったことを今でも思い出します。スタディツアーと研究旅行で訪れた3ヶ国は、同じ東南アジアといえどそれぞれ非常に異なるもので、このときの数週間がわたしの視野を一気に広げてくれました。

そして帰国後、交換留学先を考え始めていたときに、ちょうどABACの追加募集がなされていることを知りました。だから2回生の9月の時点ではタイへの留学なんて微塵も考えていなかった、というのがそのときの正直な気持ちです。でも、留学でやりたいことを思い浮かべたときにそれを実現できるのはヨーロッパのどこかの国よりもタイだった、というのもまた事実です。留学前、ゼミの先生が、”いまは突拍子もないように思える選択でも、あとで考えてみたらつながっていると思える瞬間が来るかもしれないよ”と、そんな言葉をかけてくださいました。海外への興味、東南アジアの面白さ、夏休みの経験、少しの偶然、きっといろんな伏線が折り重なって今があるのだと思います。楽しいことだけではなく、悔しいことも、憤りを感じることも、様々な感情を抱えて過ごす毎日ですが、この選択を後悔したことは一度もありません。タイでの留学生活は4ヶ月目となり、早いもので残り半年です。12月は期末テストが終わったらチェンライの山岳民族のNGOを訪ねるつもりでいます。とにかく今は、タイでやってみたかったことを行動に移していこうと思っています。

11月初旬に咲いた向日葵と、学内で飾られているクリスマスツリー。