Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

アサンプション大学
2015年4月号 国際文化学部 T.Y

①カルチャーショックについて。

大学一回生の春に、1ヶ月程タイ国内とカンボジアを廻っていた事もあり、今回の留学ではさほど、大きなカルチャーショックは感じませんでした。なので今回は、自分自身の中で特に驚きの大きかったものを紹介したいと思います。

1まず初めに、タイ国民の国王に対する尊敬、敬愛の度合いです。タイでは国王だけでなく、王室に対し、底知れぬ敬愛感を持っています。そのため道路やレストラン、屋台など様々な所で王室関係者の写真がデカデカと飾られています。また、タイ人は部屋に王様の写真を飾っているケースも多く、車やバイクにまでも写真を貼付けたり、エンブレムをつけています。

私にも、なかなかチャラそうな見た目の友人が何人かいますが、そういった友人でも、王室関係のものや仏像を見ると、手を合わせ、合唱をします。王様の誕生日前になると、タイ全土が国王の色である黄色のTシャツを来た人で埋め尽くされます。また、皇妃の誕生日には、紫色のTシャツで街が埋め尽くされます。王室関係者が乗車する車が道を通る時には、警察官総動員で車、バイク、人など全ての通行止めを行い、道を確保します。また、歩行者は車が通り過ぎるまで、座る事は許されません。王室への無礼と見なされるからです。

日本では、天皇が好き、皇室が好きと言う人はあまり見かけません。天皇誕生日である祝日の際にも特にこれといった行事が日本全体で行われる事もありません。クリスマス直近ということもあり、どちらかというと、クリスマス休暇の勢いに押されがちなイメージがあります。もちろん日本の皇室制度とタイの王室制度は異なるものであり、歴史の違いもあるので、当たり前なのかもしれません。しかし、これは留学を通してでないと感じる事の出来なかったものだと思います。

2 次は前号でも触れたセクシャルマイノリティについてです。一般的にLGBT(レズ、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー)と呼ばれる人たちですが、タイではさらに細かく分類され、16〜18種類程もあると言われています。先日、以前龍谷大学に留学で来ていたタイ人学生と、その友人で遊びに行きました。とりあえず、タイのゲイやオカマは元気が爆発しています。笑

人生なんでもありやなあ。と思えたりもします。笑 日本に帰ると逆にカルチャーショックを受けるかもしれません笑

 

② 友人との遊び方

こちらの学生との遊びかたは前号記述通りですがもう少し具体的に何をしているか説明したいと思います。まず、大学内にあるジム、サウナ、プールの話は前回したので、大学外での遊びについて少し話をしたいと思います。

大学から車で20分〜30分の場所に、とても大きいショッピングモールがあります。レストランや様々なショップの他に、アイススケート、カラオケ、ボーリング、映画館、ゲームセンターなど娯楽施設が整っています。どれも日本に比べると安い値段で楽しめるので、凄く良いです。ダイソーやそれに近いお店もあるので、日本の者が欲しくなった時には重宝します。(値段は2倍以上)。

大学の近くに、スイーツが美味しいと有名なところがあり、この前みんなで行きました。みんなでジェンガやウノをしながらシェアして食べると、信じられない程安く収まるので、楽しさプライスレスとは、まさにこのことや!と思いました。多くのタイ人が週末には実家に帰ってしまうので、毎週という訳には行きませんが、たまに週末も一緒に出かけます。

また、タイ人は日本人以上に集団意識が強く、常にグループで行動している印象です。僕が良く一緒にいるグループには、イギリスとタイ、台湾とタイのミックスが1人ずつ、台湾人、タイ人、とかなりインターナショナルです。英語のネイティブがいることで、英語を教えてもらえる上に、タイ語、中国語も教えてもらえます。他の人も日本語を少し話せたりするので、自分にとってはなかなかいい環境だなと思います。