Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

アサンプション大学
2015年8月号 国際文化学部 Y.F

①オリエンテーションについて

私たち龍谷大学からの交換留学生は、アサンプション大学(現地の人はABAC、エイベックと呼びます)では ArtsのBusiness English の学生として扱われます。取れる授業も基本的にはArtsの授業に限られますが、龍大にある資料で授業を確認できますので興味があれば見てみてください。授業の詳細も巻末に載っています。ABAC側からは8月4日に来るように求められましたが、私たちは5日(水)にテストが終わり、6日(木)に飛行機に乗り、10日(月)に授業開始、といったスケジュールで行動したので予定はかなり厳しかったです。土日は基本的に学校事務もおやすみなのでなおさらです。履修のオリエンテーションは特別な時間を設けられた訳ではなく、あまり説明のないまま、フアマックという寮や授業があるキャンパスとは別のキャンパスに移動して、そこのInternational Roomというところで授業を登録しました。留学生はフアマックでしか履修登録ができないようです。寮についての指示やオリエンもほぼなく、最初はトイレに紙を流してはいけないことすらわかりませんでした。またみなさん書かれていることかと思われますが、寮のカウンターでも英語はほとんど通じないので、その辺にいるタイ人の学生に翻訳してもらうこともしばしばです。また、20日に交換留学生を対象にしたオリエンテーションもフアマックキャンパスで開催され、ざっくりとしたタイ王国の紹介や、どこの国から何人の学生が留学に来ているか、緊急時の連絡先などの指導を受けました。

 

②タイの生き物と病気について

タイには誰にも管理されていない犬が、まるで日本の野良猫のようにその辺をうろついています。まだ襲い掛かってくるような凶暴な犬に出会ったことはありませんが、もし狂犬病などが心配なら、万が一に備えて日本で予防接種をうけたほうがいいでしょう。私は今回の留学に当たって何も予防接種をしていませんが、本気で予防接種をして伝染病を防ぎたいなら、約半年前からの準備が必要になってくるようです。タイには蚊も多くいますが、寮は火気厳禁なので部屋に入ってきた蚊を蚊取り線香で退治することはできません。しかし窓に網戸がないので、基本的に窓を開けるのは洗濯物を干すとき、取り込むときなどに限られます。ですのでそこまで部屋において蚊に悩まされることはありません。問題は屋外です。学校のコンビニには使い切りタイプの虫除けジェルしか売っておりませんので、日本から持ってくるとしばらくは安心です。余談ですがタイの蚊は日本の蚊と違って刺されるとちくりと痛むのですぐにわかります。しかしだからといってかゆみも大きいかといえばそうでもないので、かゆみ止めが一個あれば十分でしょう。蚊とアリ以外の虫はあまり多くありません。タイにはチンチョと呼ばれるヤモリが屋外の壁に大量に張り付いており、それらが虫を食べてしまっているのだと思います。チンチョは基本的にこちらが何もしなければ悪さはしない益虫です。稀にトッケイと呼ばれる大きなトカゲも壁に見かけますが、これは攻撃的な性質のようなのでむやみに近寄らないほうが良いでしょう。

チンチョと呼ばれるヤモリです。夜になると建物の壁に無数に張り付いています。屋内で見かけることもあります。すばしっこいですが悪さはしないので心配しなくても大丈夫です。