Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

アサンプション大学
2011年1月号 経済学部 R.I

この一年間を振り返って(留学前と今を比較して変わったこと)

この一年間を振り返ってみて、私なりに自己分析をした結果、成長したと感じられることをいくつか挙げたいと思います。

一つ目は、言語面においてです。留学前は、アサンプション大学に英語を学びに行くことに関して、少し疑問に思うこともありました。なぜならば、いくらインターナショナル大学とはいっても、英語圏の国ではなく、周りにはアジア系の学生が大半という環境であったからです。しかし、多くの友達を作り、学校の授業をしっかりこなしていくにつれて、留学前の目的でもあったアジア系の英語に慣れるということが少しずつできるようになりました。最終的に、TOEICのスコアが100点以上上がったことからも言語面での上達は明らかではないかと考えます。

二つ目は、性格面においてです。この留学中の一年間は、自分自身を改めて見つめ、発掘する年にすることを目標にしました。そのため、できるだけ多くのことにチャレンジしてきました。その中で特に一番心に残っていて、残念なことがインターンシップです。実際に自分でABACのキャリアセンターにアポイントを取り、どのような仕事をしたい、経験を積みたいなどを伝えました。それ以外でも、インターンシップをしている友達を通して紹介してもらうなど、とにかく積極的に動き、この留学期間中にしかできないことをやるように努力しました。結果的には、残りの滞在期間がネックになってしまい、インターンシップを経験することはできませんでした。しかしこの過程から、実際に自分の足で動き何かに挑戦しようとすることの大切さを改めて学ぶことができました。留学前は、このような何かをするために自ら行動することはとても稀だったので、それを考えると一つの成長の証ではないかと考えます。

帰国後どう留学経験を生かす予定なのか(帰国後の予定)

この留学生活を生かす方法として、言語面と生活面の二つに分けて述べたいと思います。

言語面においては、留学前に一つの目標としていたTOEICのスコア800点以上を超すことができました。次の目標として900点以上を取れるように勉強中です。この留学を通して身に付けた英語のライティング、リスニング、スピーキングのスキルを生かせる仕事を探していきたいです。これらの英語力をよりいい形でアピールするために、他の英語に関連する試験(英語検定、TOEICライティング・スピーキングテストなど)で、英語を使って仕事をするうえで十分通用すると定められているレベルやスコアが取れるように継続して努力していきたいです。

生活面で自分が成長したものの一つは、ストレス対応能力です。留学前のオリエンテーションでも、これは留学中に感じ、学ぶであろうと言われていました。やはり、留学が終わった今、その重要性を改めて強く感じます。この一年間の留学生活で、生活でのストレスはもちろん、学習面においてもチャレンジすることが数多くありました。その中で、自分なりに解決策、克服法を考え、工夫して、実行してきました。もちろんミスはつきものであり、そこで諦めることなく立ち向かい続けました。最終的に留学が終わった今、自分の力でこのような困難を乗り越えることができたという自信がつき、それがストレス対応能力の一つとして関連していると考えます。これらを今後の生活、特に就職活動の中で存分に生かしていきたいと思います。

自由テーマ<大きな財産>

このアサンプション大学での一年間の留学生活で得た、お金に換えることができない財産はたくさんあります。その中で、一番私自身の中で重要であると思うものは“友達”です。今までの私の人生の中で一期一会を大切にすることは、たくさんの人から教わりもしたし、実際に経験もしてきました。しかし、今回この留学中での一期一会は、改めて価値があるものだと強く思います。やはりたくさんの、そして多国籍の友達を作ってこそ留学の醍醐味だと思います。特にそれを感じるときが4つあります。

1つ目は、旅行です。タイ語がほとんど話せない私にとって、英語だけでタイを旅行するのは難しい局面に出会うことが多々あります。しかし、現地の友達がいることにより、トラブルも少なく、そして多くの場所を訪れることができると思います。2つ目は、勉強です。グループワークやまた個々で学習する時も、わからないときがあれば友達に相談することにより、自分の知らない知識やアイデアを得ることができ、問題解決の糸口になることが多々あります。3つ目は、経験です。違う国で生まれ育ち、それぞれ違う人生を歩む分、それまでの人生の背景を知ることができます。そこには、私の知らない文化的または宗教的な背景があるかもしれません。それらを今後の国際社会に生かすことができると思います。4つ目は、文化比較です。日本の文化や各国の文化の違いを知ることができ、日本の文化のどのような所が素晴らしい、または見直すべきなのかなど、比較することにより明確になることがあります。この留学で得たかけがえのない友達関係を、これからも継続させ一生の宝物として大切にしていきたいです。