Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

アサンプション大学
2014年11月号 国際文化学部 T.Y

①      治安、危険を感じたこと、トラブルなど

タイの治安はとても良く、危険を感じたことは今のところありません。留学する直前にはバンコクを中心とするデモが活発に行われ、非常事態宣言や外出禁止令が出されるなどしていましたが、軍が政権を持つようになり、国内情勢は安定したようです。来年の9月には再び選挙が行われる予定らしいですが、おそらく今まで通り、選挙になると、デモが頻発することになると思います。安全だと言ってもやはり日本ではないので、外出時はある程度気をつけなければならないこともあります。特にお金のことです。3円=1バーツで換算し、1食が40〜70バーツ程で済ませられるタイでは、もちろん日本とはお金の価値が変わります。タイの物価から考えて、日本円の1万円は、タイではそれ以上の価値になります。外出時にはしっかりとしたお金の管理が必要になってきます。

トラブルという面では、圧倒的にタクシーです、騙してくる(悪気があるかないか定かではない)ドライバーが多いです。タクシーの値段交渉は法律で禁止されているらしいですが、やはり、メーターを付けずに値段交渉してくるタクシーが圧倒的に多いです。もし、メーターを倒してくれたとしても、ターボメーターというメーターの上がり方が異常に速いものも多くあります。ターボメーターはメーターを見るとすぐに分かるものが多いです。もちろん、親切なドライバーはたくさんいます。また、大学の外では、観光地や、バンコク中心部以外ではタイ語しか通じないのが普通ですが、日常会話程度の会話を少しずつ学ぶことで、あまり大きな問題にはならないと思います。

 

② タイでの生活

来週から期末テストが始まり、なんと、もうこのタイ留学の半分近くが過ぎているという時間の経過の早さに本当に驚いています。今のところ、自分なりにタイでの生活を楽しんでいます。もともと、予定を立てずにぼーっとしながらフラフラッとその辺を散策したりするのが好きだったので、タイでもそういった生活を送っています。今までのレポートにもある通り、僕が住んでいるキャンパスは本当にビックリするほど田舎にあるので、どこに行こうにもお金が掛かります。この前、台湾人の友達に自転車(そもそもお金持ちの集まりのABACには自転車は本当に珍しい)を借りて、適当に走っていたところ、寺院と小学校を見つけたので、少し調査してみました。タイ語とは言えないタイ語とジェスチャーで探ってみた結果、タイの小学校は寺院のなかに建てられているケースが多いということが分かりました。更に、小学校には必ず全校生徒(100人もいない?)が集まり、瞑想をするスペースが設けられているそうです。確かにその小学校にもありました。また、その辺りには小さなコミュニティがありました。まず目につくのは、ゆーっっっくりしたタイ人の時間の流れでした。平日にも関わらずハンモックで寝ているおにいさん、小さな屋台で揚げ物を売っているお姉さんに、その横で笑顔がたまらなく可愛い赤ちゃん。テーブルを囲み、げらげらと何やら楽しげに話をしているおっちゃん衆。そして、お昼ご飯を食べていると、無駄に絡んでくる小さい子ども数名。タイ語は話せないって言っているのに、ひたすら話を続ける子ども。それを見て、何故か笑い出す、店員のおばちゃん。などなど凄く楽しい時間を過ごせました。今回訪れた場所以外にも、フラっと立ち寄ってタイの魅力をもっと感じたいと思います。